つぶやきレポート「パキスタン被災地の今」 Scene.2

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パキスタン地震による死者は約8万7000人に達していると報道もあるほどの大災害ですが、日本で被災地の今の様子を知ることは困難になっています。
このレポートでは<つぶやきレポート「パキスタン被災地の今」>とし、被災地の様子をつぶさにご報告させていただきます。
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【写真】(上)バラコット市唯一の高校。現在は仮設の建物。
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【写真】(上)ハリッドさんが被災した旧市街
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【写真】(上)ハリッドさんの出身村の子どもたち

<つぶやきレポート「パキスタン被災地の今」Scene.2>
3月6日 バラコット
 バラコット市に唯一の高校(G.H.S.BALAKOT)では
700人の生徒と30人の教師のうち、200人の生徒と3人の教師が犠牲になった。今は仮設の校舎で300人が学んでいる。残りの200人はアボタバードなどの大きな街へ出て行ったそうだ。教師であるハリッドさん(38)自身も街の西側の旧市街で被災した。生後たった20日の息子さんを亡くし、わずか2歳の娘さんは怪我した右足を切断した。奥さんは娘の介護のためアボタバードに避難している。ハリッドさんは教師としてバラコットにとどまっている。
つい忘れそうになる。
道行くほとんどの人がなんらかの被災をしている事を。
「今度会えたら被災した村に連れてってあげるよ。神の縁があったらね。」
とハリッドさんは笑顔で去って行った。
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