2008年5月3日未明(現地時間)にミャンマー南部を大型サイクロン「ナル
ギス」(Nargis)が直撃しました。最も被害を受けたイラワジ川河口のデルタ
地帯で河口付近の村々が壊滅状態となったのを始め、最大都市ヤンゴン
も大きな被害を受けました。
また、ミャンマー軍事政権が被災地への救援要員の立ち入りを制限して
いるなどの報道がされており、現在、海外からの支援団体の援助、現地
支援団体や被災者同士の助け合いはあるものの、緊急医療、二次医療、
緊急物資配布などあらゆる面で十分な支援が行われていない状況です。
最も懸念されるのは健康上の問題です。この緊急課題に対応できるのは
専門の医療従事者でしかありません。
CODEの正会員であり、NPO法人災害人道援助医療支援会「HuMA」理
事長で医師である鵜飼卓先生が5月21日から被災地域に入り、約一週
間これからの派遣につなげるための情報収集、現地調査をしてこられまし
た。現在HuMAは現地の関係者と連携しながらの直接の医療支援、物資
供与、公衆衛生的調査・介入、(災害医療教育などの支援を検討中です
http://www.huma.or.jp/activity/myanmar.html
CODEは主に災害における復興段階を支援していますが、この緊急を要
する事態を鑑み、この「HuMA」による援助活動への支援を決定し、現在集
まっている支援金を寄付させて頂きました。引き続きご支援のほどよろしく
お願いいたします。