大型サイクロンが襲ってから1ヶ月余りが経った今も緊急医
療、二次医療、物資の供給などあらゆる面で被災者への支援
が遅れていますが、報道にもあるように援助要員が現地に入
りにくい状況下で特に健康面での対策の遅れが気になりま
す。一刻も早く多くの支援団体が現地での活動を行える環境
が整うことを願います。
<以下はCODE翻訳ボランティアさんからのものです。>
情報源:United Nations Development Programme(UNDP)
2008.5.23 レポートより抜粋・要約
・米作地帯であるエヤワディデルタのKyaiklatはサイクロンに
よって多くの土地がだめになった。Kyaiklatでの最初の仕事
は、池を浄化し、6月にモンスーンがやってくる前にこのシーズ
ンの農作物を植えようと頑張っている農家を助けて土地の整
備をすることである。Bogaleでも数日中にこのプログラムを始め
る予定で非公式の準備が進行中である。
・UNDPはPACTというNGOとともに被害の大きい地域の調査を
して、援助を行った。サイクロンの後の早期の復興のさなか
で、Daw Nyoという女性はLabuttaで元気な女の赤ちゃんを産
んだ。彼女はPACTの小規模融資のメンバーで、Kan Kweとい
う小さな町から出てきていた。仲間のメンバーやプロジェクトの
職員の助けをもらって彼女は小規模融資のプロジェクトから預
金の利子をすぐに手に入れることができた。彼女はこの資金を
緊急の時のためにとっておいた。UNDPとPACTの共同の努力
によってDaw Nyoは娘を養うこができるようになった。
(PACT=Pact U.S.A.(ワシントン)のNGO)
情報源:Catholic Relief Services (CRS) 2008.5.24 レ
ポートより抜粋・要約
・地元の教会はますます大変な状況での最前線の場所になっ
ている。何らかの助けと希望を切望して、毎日多くの避難者が
教会にやってくる。CRSは300人以上の地元のボランティアと
共に、食料の配給、保健・衛生の指導、心理的サポートなどを
行っている。
・「幸いにも、アジア全体にわたるカトリックの医療とコミュニ
ティ組織の幅広いネットワーク
と、サイクロン・シドルや津波などの最近の災害での活動の
しっかりとした実績があるので、
この専門的な判断を利用して援助を必要としているたくさん
の何百万というミャンマーの人々を救うことができると期待を寄
せている。」と、国際カリタス・対ミャンマー緊急事態支援チー
ムのコーディネーターであるMr.J.P. Nelsonは言った。
(国際カリタス:各国のカトリック教会において慈善・社会的活
動を行う団体の連盟組織)