ミャンマー・サイクロン被災者支援ニュースNo.17

サイクロンの被害を受け、家を失いながらも、ユニセフによる支援を受けながら、
被災地域の子どもたちのために奔走する現地の医療関係者の姿をレポートした
記事を紹介します。
<以下はCODE翻訳ボランティアさんからのものです。>
情報源:UNICEF  2008.5.23  レポートより抜粋・要約
(医療従事者であるMyint Myint Yiはサイクロンで家を失ったが、幸運にも家族
は皆生き残っていた。)
UNICEFの支給したワクチン用保冷箱を携えて、地元の助産婦はいまや歩き回る
種痘医となっていた。彼女はLaputta の避難所から避難所を移動しながら、9ヶ
月から5才までの子供達にはしかの予防注射をしている。
持っていたものは全て失ったが、彼女はすぐに仕事に戻った。彼女の町の病院
の外来部門はすでに500人以上の人でいっぱいになっていた。「今、私は家の
無い状態だけど、彼らを無視することはできない。このような状況では、はしかが
流行する可能性があるので、子供達ははしかの予防注射を受ける必要があ
る。」と彼女は言った。
サイクロン以来、彼女ら医療従事者達はUNICEFとミャンマー保健省の援助を得
て1,000人以上の子供達にはしかの予防注射をした。それに加えて4,000以上
の破傷風の予防注射をLaputtaの妊婦やその他の人々にした。
Laputtaだけで40,000人以上の人々が49の避難所に住んでいる。
「はしかはとても伝染しやすく、重大な影響を及ぼす。多くの子供達が免疫を
持っていないこのような避難所でもし病気が発生したら、子供達の大量死を引き
起こすことになるだろう。はしかは予防できる病気なので、我々はできるだけ早く
できるだけ多くの子供達に予防注射をしなければならない。」とユニセフミャン
マー事務所保健・栄養事業チーフの國井修博士は言った。
UNICEFからの医療物資を使って、Laputtaの医療従事者たちは、避難所で生活
している人々に対して、発熱や水を原因とする下痢などの病気への処置というよ
うな生命維持に必要な援助をしていくことができた。UNICEFは被災地域の村や
避難所や病院へ絶対必要な薬品キットや救急キットのような保健必需品を送り
続けている。
「子供達とその家族の健康と幸福が最優先です。」とMyint Myint Yiは言った。