ミャンマー・サイクロン被災者支援ニュースNo.10

サイクロンによる被害は直接被害を受けた地域だけではなく、米作地帯
であるイラワジデルタでの水田の被害によって、ミャンマー1国をも超えて
影響を被る米不足となることが危惧されています。
まさに地域、国境を越えてこの災害に立ち向かうことの必要性を表す出
来事ではないでしょうか。
<以下はCODE翻訳ボランティアさんからのものです。>
情報源:Reuters Foundation  2008.5.15 記事より抜粋・要約
・FAO(国連食糧農業機関)は、イラワジデルタの米作地帯を含む、被災
地域として指定されている5つの米作地の20パーセントがサイクロンの被
害を受けたと発表した。貯蓄してある収穫物もひどい被害を受け、田植え
の時期はすでに始まっているが、次の新しい収穫が難しい状況にある。
・ほとんどがデルタ地帯と旧首都のヤンゴンの周辺にある全部で
3,200,000ヘクタールの水田のうち、650,000ヘクタールが被害を受けた、
とミャンマー農業省はみている。
・デルタの主要な米作地帯がサイクロンの12フィート(3.5メートル)の高潮
によって水没したことで、そこに多くの塩が残っている。モンスーンの雨
がそれを洗い流してくれることをFAOは期待している。
・米不足による飢饉の危険性は予断を許さない状況にある。この時期に
田植えの機会を失すると、米の輸出国であったミャンマーが米を輸入しな
ければならなくなる、とFAOの地域長官は述べた。
ミャンマー・サイクロン救援募金にご協力下さい
 郵便振替:00930-0-330579 加入者名:CODE
 *通信欄に「ミャンマー・サイクロン支援」と明記してください。
募金全体の15%を事務局運営・管理費に充てさせていただきます