未だ支援の届かない被災者に支援を!!
大型サイクロン「ナルギス」発生から、1週間が経とうとしています。ま
だ限られた条件下ではありますが、報道によりますと未だに政府からの
援助は何もない避難所も少なくないようです。そんな中でも政府は予定
通り一部地域を除いて、新憲法案の是非を問う国民投票を強行しまし
た。国連はじめ国際機関は、人道的に積極的に援助を受け入れることを
ミャンマー(ビルマ)政権に要請していますが、まだ本格的には援助者
の入国を認めていません。
そんな中で日本のNGOは、これまでの難民支援などの関係でつながってい
るルートを探り、効果的な援助ルートを探っているところもあります
が、まだ確実な入国ルートを把握していないのが現状です。
CODEも同じような状況ですが、情報収集に努めていますのでしばらく
待って下さい。ただ、あの大災害となった2004年のインド洋沖地震津波
の時にも思ったのですが、被災地域はその国の一部の地域です。同じ被
災国の人たち自身の手で、応急対応期の支えあいは可能だと推測しま
す。13年前の阪神・淡路大震災の時も、2ヶ月間で日本中から延べ100万
人を越えるボランティアが駆けつけてきました。かなりの制限があるこ
とは理解しますが、それでも海外からの支援が届くまでは、そうした同
じ国内での支えあいが大規模に起こらなければならないでしょう。そう
いう自国内の動きに対して、きっと世界中の衆目は見ており、国際世論
がわき上がる可能性があるのではとかすかな希望を抱きます。
むしろ被災者にとってのこれからの課題は、さらに立ちはだかる「復
興」です。この復興期にまで支援が継続されることを私たちは考えてお
かなければならないと思います。
是非、すでにミャンマーに拠点を置いている企業などが、そうした動き
の縁の下の力持ちになってくれればと願います。そういう企業関係者で
情報がありましたら提供して下さい。