「うあ~ビーツだ。これすごい好きなの」と語るのは、神戸市内に住むウクライナ人、Oさん。13歳、6歳、4歳の子どもをたった一人で育てるシングルマザーです。仕事で子どもたちに英語を教え、帰宅してからはわが子の世話で、「くたくたで、帰ってきて何もできないの」と最近痛めた腰を擦りながら語ります。
仕事と育児に疲れたOさんを支えるために3ヶ月前にモルドバからお母さんがサポートにやってきました。
「私たちは国籍はモルドバだけど、ウクライナ人なの」と言います。モルドバの75%はルーマニア系ですが、ウクライナ人も6~7%、ロシア人も4%いると言われています。
今の国境線で歴史や民族、人の関係性を単純に語ることができない事を教えてくれます。この戦争でどんな想いを抱えているのでしょうか。
Oさんは最後に「最近、ウクライナから避難してきた人がいるの。友達もほとんどいないので大変なので、紹介してもいいかしら?」と言ってくれました。公助も届かず、人知れず困っている人にこうやって着実につながっていきます。
(吉椿)
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