No.9-ベトナム編①「困窮する在日外国人」

神戸市にベトナム人の若者たちが集まる仏教寺院がある。その名も「和楽寺」。
日本での生活に悩みを抱えたり、行き詰った留学生や技能実習生の若者たちをサポートするのが、住職、チーさん(31歳)。2015年に日本語を学ぶために来日し、先代住職の元で仏教を学び、僧侶として在日ベトナム人たちを支え続けています。

チーさんがサポートするのは、1970年代にボートピープルとして来日した1世とその子どもや孫の2、3世たち、近年増加している留学生や技能実習生たちです。2020年からはコロナで困窮している留学生や技能実習生たちに、生活用品を提供したり、行き場をなくした人たちを寺に受け入れ、共に生活してきました。コロナ禍で受け入れた人数は50人に上るそうです。まさにベトナム人たちの「駆け込み寺」になっています。

チーさんの活動の一助になればと、昨年からCODE未来基金の学生たちが「MOTTAINAやさい便」で丹波の野菜を届けてきました。在日ベトナム人たちの置かれている状況をチーさんにお聞きすると、「コロナで留学生たちのアルバイトができなくなったり、学費が払えなくなったり、就職の内定取り消しになったり・・・」と言います。また、給料の未払いやいじめなどの技能実習生の置かれている厳しい状況も教えてくれました。チーさんは技能実習制度には問題がかなり多いと語ります。
詳細は次回お伝えします。
(吉椿)

*ご協力のお願い
「MOTTAINAIやさい便」では、ウクライナからの避難者の方々、アフガニスタンからの退避者の方々、在日ベトナム人留学生や技能実習生などに新鮮で美味しい野菜を提供しています。ご協力お願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)