「あなたで二人目」
そう言ったのは神戸市内に暮らすウクライナ人Vさん。娘のZちゃん(5歳)と二人でウクライナのジトミールから友人を頼って避難してきました。
この日は、野菜とヤフー㈱さんから提供していただいたテーブルやイスを大阪大学の学生さんと届けました。Vさんに「元気?」と聞くと、「何とかね。毎日、仕事と育児で慌ただしく過ぎていくわ」と返ってきました。「日本人の友達はできた?」と聞くと、働いている幼稚園で英語のできる人がいて、「その人ぐらいかな」、そして「あなたで二人目よ」と言ってくれました。
ウクライナから避難してきて約4ヶ月。仕事と育児に追われ、友人もあまり出来ずに日本で暮らしているウクライナ人母娘がいます。「先の事はだれにもわからないわ」とVさんは言います。この言葉は、初めてMOTTAINAI野菜を届けたウクライナ人の男性が5月に言っていた言葉と同じです。それは故郷ウクライナの状況や日本での暮らしが今も変わっていない事の表れではないかと思います。
帰り際に娘のZちゃんに「名前覚えてる?」って聞くと、「YOSHI !!」と元気に答えてくれました。
(吉椿)
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