No.30-ウクライナ編⑱

ウクライナから国外退避されて神戸市内に住んでいる方々の引っ越しが続いている。多くは「プーチン大統領率いるウクライナ侵攻」以後、ポーランドやドイツを経由して、1~2カ月以内に神戸市内に避難してきた人たちが少なくない。とにかくスーツケース一つで、避難してきた人たちは、兵庫県や神戸市の計らいで、取り敢えず企業から提供を受けた住宅を斡旋されて住んでいる方と、意外に多いのがもともと神戸市内に住んでおられる方を頼って住んでいる方だ。今、その人たちは県住もしくは市住の空き室の入居が決まり、引っ越しが始まっている。

先日(7月30日土曜日)、中央区に住むOさんというこの8月で2歳になる男の子と暮らしていた方の引っ越しだった。同じ中央区へという近い距離だが、軽四2台に満載で運んだ。引っ越しされる方、みんなに共通するのは、来た時は大きなスーツケース1個という様相だったのが、今度はかなりの生活雑貨が増えている。新しい住まいに、エディオンが、炊飯器、扇風機、掃除機、電子レンジなどを提供してくれたようだ。ただ、まもなくの引っ越しは予定されていたのか、大きな家具はない。でもOさんの場合、新しい市住に入ると 大小二部屋の4DKの部屋で、海も近く、住宅の下には公園もあり、2歳の子どもにとっては嬉しい遊び場付きの住宅となった。

このOさんの引っ越しには、CODEの関係者、Oさんの友だちと大勢で加勢し、終わった後にみんなで写真を撮った。Oさんの関係者だけで撮るときに、Oさんはウクライナの国旗を拡げ、「いつもウクライナを想っているの!」とニコニコでした。

でも実は、Oさんにはウクライナのキーウ近郊に家族(主人、両親、兄弟)がいて、親戚の方も近くにいる。「家族とは連絡をしているが、電話で話している最中も、サイレンが鳴り、すぐに避難しなくてはいけない日々で、心配」と語っていた。ただ、いつも引っ越しを手伝っていて気がついたのは、大きなスーツケースのコマが必ず壊れているということだ。きっとこれは、避難の道中、スーツケースを引っ張りながら、かなりの距離を歩いたことを物語る。Oさんの場合は、まだ乳飲み子だった彼を抱っこしながらの避難なので、かなり耐え難い疲労と闘いながらの避難だったのだろうと想像する。

外出はコンビニくらいにしか行かないという狭い範囲での生活だが、慣れて来たのか、まもなく2歳の彼を保育園に送った後は、再々区役所に行っていろいろな手続きをしているそうだが、「みんなが助けてくれる!」と嬉しそうだ。

Oさんとは、LINEを使ってローマ字で会話をしているが、とても明るい方でこちらが癒される。野菜を配達するだけだが、まもなく2歳になる彼に会うのも楽しみの一つになった!
(村井)

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