No.38-ウクライナ編 26「他を想う」

トルコから帰国して、2週間ぶりのやさい便の配達。いつも笑顔でおうちに招き入れてくれるLさん(リヴィウ出身)。
今日も笑顔で「どうぞ。しごとでした。よしさんは、げんきですか?」と少し上達した日本語で話しかけてくれます。
「日本語上手くなったね」というと、手を振って、「いえいえ、にほんごむずかしい~」と笑います。
「明日で1年だね」と言うと、少し真面目な顔になって「あしたのつどいにきてね」といいます。当然行くよ、今準備してる事を伝えて帰ろうとすると「トルコ、たいへんだったね。どうだった?」と聴いてくれました。トルコの惨状を伝えたら、悲しそうな顔をしていました。
ウクライナの故郷とトルコの被災地を重ね合わせたんだと思いました。自分たちも厳しい状況でありながらも、他を想う。いつも教えられています。
(吉椿)

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