月別アーカイブ: 2023年2月

No.38-ウクライナ編 26「他を想う」

トルコから帰国して、2週間ぶりのやさい便の配達。いつも笑顔でおうちに招き入れてくれるLさん(リヴィウ出身)。
今日も笑顔で「どうぞ。しごとでした。よしさんは、げんきですか?」と少し上達した日本語で話しかけてくれます。
「日本語上手くなったね」というと、手を振って、「いえいえ、にほんごむずかしい~」と笑います。
「明日で1年だね」と言うと、少し真面目な顔になって「あしたのつどいにきてね」といいます。当然行くよ、今準備してる事を伝えて帰ろうとすると「トルコ、たいへんだったね。どうだった?」と聴いてくれました。トルコの惨状を伝えたら、悲しそうな顔をしていました。
ウクライナの故郷とトルコの被災地を重ね合わせたんだと思いました。自分たちも厳しい状況でありながらも、他を想う。いつも教えられています。
(吉椿)

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(例:「ウクライナ、やさい」)

「土に触れ、ウクライナを想う。」農業体験レポート③

元CODE理事の村上忠孝さんのご協力で、11月から西区の畑でウクライナ人のLさんとCODE学生スタッフが毎週農業体験をさせて頂いています。1月3日には、LさんとCODEスタッフ山村が、21日にはT君(Oさんのお孫さん)も参加しました。
T君はその日が初参加で、畑に着いた途端にそれまで乗っていたベビーカーからおりて、とても嬉しそうに畑を走り回っていたようです。
育てている野菜も順調に成長しています!
活動の様子と参加したスタッフの感想をご紹介します。(植田)

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1月3日火曜日と1月21日土曜日、私はLさんと共に農業体験をさせてもらいました。毎回、この農業体験では元「CODE海外災害援助市民センター」理事の村上さんの畑のお手伝いをしています。
お手伝いの内容は、その日により変わり、1月3日は、里芋の収穫を、1月21日は、Lさんのお孫さんも参加して一緒に農業体験をしました。私自身も里芋を収穫したことがなく、貴重な経験ができました。また、ウクライナには里芋がないことも発見し、里芋の調理の仕方も一緒に勉強しました。日本人にとっては、馴染み深い里芋ですが、世界規模で見た時には、珍しい芋のようです。里芋を収穫した後は、焚き火をしながらお昼ご飯を食べ、前回植えたビーツや小松菜、水菜にお水をやり終了しました。ビーツも、しっかりと芽が出ており、新緑が美しくパワーを感じました。この農業体験で感じることは、自然と共に生きることの贅沢さです。どうしても神戸の都会の方にいると、普段ガス以外の火を見る機会もないし、土に触れることもありません。
しかし、この農業体験では、いつも土に触れ、焚き火で今採った野菜でお昼ご飯を食べ、自然の中で生きていることを実感します。なかなか言葉で、この感覚を説明するのは難しいのですが、とにかく気持ちがスッと晴れる感覚が僕にはあります。「アーシング」という言葉があるように、大地に触れることで、電気的に大地とつながり、体表電気を体外に放出し、身体の電気を安定させることができているのではないかと考えます。
(山村太一)

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