イタリア中部地震支援ニュース7

ニュース6で、和風ピエロ”尾澤”の活躍ぶりを期待させるようなところで終わりました。ドクタークラウン(道化師治療)の有資格はイタリアでも制度になっているらしく、最低でも100時間の講習を必須とされています。(ちなみに、日本防災士機構が行う「防災士研修」も、3日間の座学とワークショップなどです。)従って、テント村で実際にやっている人は、すべて研修終了生だそうです。
さすが(というか、動じない、あつかましい)尾澤は、「私は日本から頑張ってここまで来た!」とか懇願して、異例のことですが半日だけですが仲間に入れて貰い、テント村で演じたようです。以下本人からの熱い感想メッセージです。
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午後はやっとクラウンです。初めてテント村に立場を持って入ることができました。とても充実した時間をすごすことができました。
  クラウンについてですが、今回初めて活動を共にしました。やはりすごいです。完全な芸人です。冗談をいい、変な動きをして、住民の心をケアする。すごいです。口下手な人もしっかりと聞く耳を持つことで、十分な役割をおっていると感じました。僕はしゃべれないクラウンということで活動しました。イタリア語がなくてもなんとかなるもんです。
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ということ、大夫興奮したようです。
 これって、日本で災害後の寄り添いボランティアとして最近特に注目を浴びている「足湯ボランティア」の聴くこととよく似ているなぁと感じました。足湯で織りなす会話やその会話を元に、もっと豊かな関係性へと発展させるとか研究すれば、足湯がもっと効果的になるかもしれません。でも、これまで足湯を見てきたところでは、むしろまったく筋書きのないドラマがライブ感覚で演じられるところに、被災者と学生との豊かな関係性が成立するようです。ピエロになって、足湯をやればどんなことになるのだろうか・・・・・?。