イタリア地震支援ニュース14

イタリア中部地震発生から3ヶ月以上が経ちました。
7月8日から10日にかけては、被災中心地のラクイラでG8サミットが開催されました。
地球温暖化対策や経済対策、イラン・北朝鮮問題等について各国首脳がさまざまな意見を交わしたようです。
その一方で、現地住民の暮らしはまだまだ復旧段階であり、現在もなお約5万3000人(イタリア政府調査)がテントやホテル暮らしを余儀なくされています。
サミット期間中、震災復旧の遅れを理由に、地元では多くの抗議やデモが行われました。
震災発生時刻にちなんだ「3時22分委員会」という団体は、サミット会場近くで「YES WE CAMP」の巨大文字を作り、オバマ米大統領の名台詞をもじった抗議が行われました。
水・食糧は十分にあることは前回の調査でよくわかりましたが、生活の見通しが依然としてつかない事は、何よりもつらいことです。
さて、以前お伝えした6月12日のイタリアバロック音楽チャリティコンサートは大盛況のうちに終わりました。
イタリア文化をそのまま音楽に乗せたような歌声・メロディは、その重層な歴史を幾分のくるいなく、表現しているようでした。
一方CODEでは「ひとりアート展覧会」を開催し、個に焦点を当てたイタリア地震チャリティ絵画展を行いました。
会の期間中には、バロック演奏家の方々に再度来て頂き、生演奏までして頂きました。長田にある作業所「こころわ」のスタッフがカフェまで営業して頂いたので、贅沢な空間・時間を味わうことができました。
みなさん、ご支援ご協力、本当にありがとうございます。
以下に、上記のイベントに関わった方々のご紹介をのせておきます。
イタリアバロック演奏家
“Office principi-venetiani” 075-493-5262(TEL&FAX) 笠原
“Cantoima” 078-851-7627(TEL&FAX) 今泉
「ひとりアート展覧会」関係者
三宅君弥:青陽高等養護学校卒業後、”こころわ”での実習を経て、現在一般企業で勤務。得意の貼り絵を出品。
平島和雄:地元神戸で活躍されている即興画家。登山ガイドを務める傍ら創作活動を続ける。
こころわ:長田区小規模作業所。カレーの調理・販売などを通じて、障がい者の方の自立・学習の場を提供している。カレー自体も大好評。