昨日発生したチリ地震による津波ですが、今朝、日本にも到達しました。
現在のところ大きな被害の情報は入っていないようですが、東日本大震災で被災した東北では地盤沈下している場所の多く、今後の復興に影響が出てくるかもしれません。
北海道や東北の各地で観測された津波は以下の通りです。
岩手県久慈40センチ(7:39)、北海道えりも町30センチ(8:50)、岩手県釜石20センチ(7:38)、岩手県宮古20センチ(7:45)、小笠原諸島20センチ(8:36)八丈島20センチ(8:54)など (気象庁発表)
チリの方も一夜明け、徐々に被害状況が報道されてきています。
チリのイキケ(Iquique)やアリカ(Arica)では、約2mの津波が発生し、被害が出ています。道路も冠水し、漁船が打ち上げられています。また、住宅は
チリの沿岸部では約100万人が避難しているようです。
ま た、イキケ近郊のアルトオスピシオ(Alto Hospicio)という貧困エリアではヤク2000棟の家屋が損傷しているようです。また、この地震による死者は、現在のところ6名でいずれもイキケや アルトオスピシオです。ペルーでも家屋損壊や9名の負傷者の情報が出ています。 (吉椿雅道)
以下、メキシコのCODEの海外研究員クワテモックさんからの情報です。
(イキケの状況)
・95%は停電状態。
・津波で海岸エリアの3ブロック(100m以上)が浸水している。
(その他の場所)
・LaCaletaでは80%の漁船が被害を受けている。
・AricaやParanicotaでは18の避難所が解説されている。