今年1月に南太平洋のトンガ沖で発生した火山噴火災害で、トンガ王国では津波と火山灰によって甚大な被害を受けました。また、新型コロナウイルス感染症の急拡大によってトンガ全体が、ロックダウンに入り、海外からの救援も非常に困難を極めました。火山灰の降灰で、農作物の生育にも大きな被害を出し、農家たちの生活が立ち行かなくなりました。
CODEは、本島であるトンガタプ島在住日系3世のMinoru-Nishiさん(農業貿易会社経営)をカウンターパートに、現地農家たちへの支援を検討してきました。Nishiさんの経営する契約農家(最大時100名)との協議の結果、農業の再開のための資機材を提供することになりました。そして、最終的には、スイカ栽培用にウォーターポンプ5基を提供し、農家たち約30名の生活再建の一助となりました。
「農家の人たちは本当に喜んでおり、日本の皆さんからの温かい気持ちを決して忘れないです!」とNishiさんからメッセージと写真、ビデオが届きました。ご支援、ご寄付いただいた皆様、ありがとうございました。
(吉椿)