今日はまずお詫びをしなければなりません。昨日のレポート27で、「当NGOは早速NGOネットワークを通して、NGOで働いていた人も対象に入れるように要請をしたが、何故日本政府はこうした対応しかできないのだろうか?ほんとうに情けない!しかも先の対象者は約500人はいるということなのに、未だに具体的な対応策は発表できないという事態だ。」と日本政府を批判しましたが、9月11日の10人の国外退避に続き、昨日30日には16名、そして今日1日には30名を日本での短期滞在許可を出すということを決行しました。情報取得が遅かったので正確な情報にならなかったことを、深くお詫び致します。大変失礼しました。でもこの勢いでまず約500名の国外退避を実現させて欲しいです。ただ、やはり今のところは残念ながら、JICAの現地職員と家族のようで、NGO関係者は対象には入っていません。
一日一日と治安の悪化が伝えられるため、安否確認できない私たちは心配でなりません。
今朝の朝日新聞にも、「アフガニスタンで国際機関や欧米の駐留軍の通訳やコーディネーターとして10年以上働いた、30才男性が、『お前と家族を追っている。すべて奪い取ってやる』という電話を受けた」「以来身を隠す日々を送っている。いくつもの州を転々とし、1ヵ所に1週間もとどまることはない」「私を殺すつもりだ。妻と3人の幼い子どもたちとは、時に別行動をとって逃げている・・・・・・」(朝日新聞、2021年10月1日より引用)「逃亡生活に1万ドル(約110万円)を費やした。」とも。
このレポートを読んでいると、私たちがお世話になってきたF・Lさん家族も、もしかしてこのような逃亡生活をしているのだろうか?
1歳の子どもが2人もいる。お金はどうしているんだろう?
といろいろ想像してしまう。現地の事情に詳しい知人からは、「むしろ今移動する方がリスクが高い!」とも指摘されており、彼にもそのまま一つの情報として伝えている。現地のリアルな情報が入らないために、不安がつのる。ただ、日本政府が一度には少人数だが、こうして立て続けに国外退避を成功させているとすれば、とにかくアフガニスタンからパキスタンへの退避の可能性があるということだ。実は、そういう可能性があるということも彼に伝えている。でも、移動せずに留まっているかも知れない・・・・・?想像の域を超えないのが歯がゆい!!
(CODE事務局:アフガニスタン担当 村井雅清)