アフガニスタンからの贈り物に感謝!!—22

9月14日付け神戸新聞「人」欄に、フィリピンのイスラム暫定自治政府首相アドバイザーを務める「落合直之さん」という方が紹介されていた。彼は「自治を求めるイスラム勢力と政府軍による紛争が40年以上続いたフィリピン南部ミンダナオ島で、和平プロセスの実務を担うイスラム暫定自治政府のトップ、ムラド・エブラヒム首相のアドバイザーを4月から務める」とのこと。凄い人が日本人でいるのだと驚嘆させられた。単純に比較はできないことを承知で、アフガニスタンも40年以上の戦禍に見舞われた。こういう人が、アフガニスタンにも現れないのかと望むのは、無いものねだりなのか?

他方、毎日新聞同日付けの記事で「UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の森山毅さん」という方が紹介されていた。なんと森山さんは、タリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧した現場にとどまっているとのこと。彼は、2020年9月から同事務所で勤務されているそうだ。
彼は「過去の統治下では女性の仕事や教育を否定したタリバンだけに、今後女性スタッフらの扱いがどうなるのか、UNHCRが注力してきた女子教育の推進に影響が出るのか『懸念している』と」同紙は紹介し、加えて「アフガンはこれからも人道援助が必要。スティ・アンド・デリバリー(残って支援)が我々の任務だと強調し、日本からの支援継続も求めた」「UNHCRで20年以上難民や避難民の支援を続けてきた。今回の仕事をやらなければ、何をやってきたのかということになる。今までで一番重要だ」とも(同紙)。

今、ほんとうに私たち一人ひとりが何をしなければならないのか、しっかりとアフガニスタンと向き合わなければならないと、考えさせられた二人だ。心から敬意を表したい。
(CODE事務局:アフガニスタン担当 村井雅清)

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