アフガニスタンから、JICAの現地スタッフが2家族10人が日本に到着されました。報道によると自力で、陸路で脱出を果たしたとのことです。一方で、14日の朝日新聞デジタルニュースによれば、先に唯一日本として国外退避をした安井浩美さん(ジャーナリスト)のインタビュー記事「行く手阻んだタリバンの検問 唯一退避の日本人、緊迫の出国劇を語る」が紹介されていて、その中で安井さんは、(何度かの検問で)「アフガニスタン人は絶対に脱出を許さないという意思を感じた」と言っています。安井さんの話から推測すると、先の2家族は、自力の陸路ですから、道中どれほど不安だったかと思うと、胸が痛みます。
まだ約500人のアフガニスタンの人たちが国外退避を希望しているとのこと。残念ながら、CODEが現地でお世話になった人たちが、もし国外退避を望んでいても、この500人には入っていないでしょう。朝日新聞によると、現地スタッフらの退避実現や人道支援の継続などを求めて、13日に、日本国際平和構築協会(長谷川祐弘理事長)などに所属する有識者や、滝沢三郎・元国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日代表ら計26人による声明が、鷲尾英一郎外務副大臣に提出されたと報じられている。そして日本のNGOネットワークでも、当NGOのようにNGOに雇用されていた現地スタッフやその関係者など、国外退避を望むすべての人の退避実現を求めている。
日本政府が、すべての人の国外退避に全力をつくすと決断し、電子ビザを発行すれば、これまで何らかの形でアフガニスタンの人々に協力をして貰いながら、人道支援をしてきた日本のNGOにとってはにとっては、心強い後押しになります。
韓国が390人を救出した「ミラクル作戦」は見事な行動でしたが、加えて素晴らしいのは韓国政府は「難民ではなく『特別功労者』として受け入れた。」と言っています。日本政府も是非、これに倣って欲しいと、強く願います。
(CODE事務局:アフガニスタン担当 村井雅清)
アフガニスタンからの贈り物に感謝!!—21
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