アフガニスタンからの贈り物に感謝!!—10

「政府が自衛隊の輸送機でアフガニスタン人十数人を隣国パキスタンに退避させていたことが28日わかった。政府は27日に航空自衛隊のC130輸送機で首都カブールの国際空港から共同通信員の日本人女性(57)をパキスタンに退避させたが、これに先立つ26日にもアフガン人を移送していた。パキスタンの首都イスラマバードには空自の輸送機3機が待機している。アフガン国内には、退避を希望する日本大使館などの現地職員とその家族が、最大500人残っているためだ。ただ、アフガンの治安は悪化している。政府はすでに退避支援のため、首都カブールの国際空港に派遣していた外務省職員と自衛隊員をイスラマバードに避難させた。防衛省幹部は、『退避作戦の継続は現時点では困難になっている』と語った。」(8/28(土) 10:26 読売新聞Webより)

これが日本政府の国外退避作戦の全容でしょう。政府の対応が遅く、不充分だという声もある。しかし、各国が国外退避作戦を終了していく中で、日本政府はイスラマバードに待機し、今後の機会を探っている。一方で国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、年内に難民が50万人を超えると発表している。
今はとにかく、今回の国外退避作戦で取り残された各国の関係者およびアフガニスタン人で退避を望む者すべてが無事に避難ができるように、全力を尽くして欲しいと願うばかりだ。

CODEが2003年にぶどう農家再生を支援してきた地域の人たちが無事でいるのか、確かめられないもどかしさの中でも、どうか無事にいて欲しいと願うしかない。
きっといつものように、ぶどう畑に出かけ、日本で学んだ棚式のぶどう農園で農作業をしている風景が目に浮かぶ。
CODEが本レポートNO1を配信した直後に、東京に本部のある大きな組織の方から次のような電話が入った。
-先日のメッセージを読んでいて涙が止まらなかった。20年前にCODEさんからぶどう農家支援の呼びかけを受け、一口3000円のぶどう基金に組織をあげて協力させて頂いたことを思いだします。現地の方のご無事をお祈りするしかありませんが、みなさんが20年間も続けて来られていたことに心から敬意を表します」とー。
こうして連日、いろいろな方から問い合わせがあり、アフガニスタンのことを心配して下さっている。
何事もなかったかのように、追加のレーズンが届くことを信じたい。
(CODE事務局:アフガニスタン担当 村井雅清)

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