アフガニスタンからの贈り物に感謝!!—1

混沌とするアフガニスタンですが、CODEのカウンターパートの方の安否が不明でしたが、昨晩、無事が確認され、ホッとしています。以下、アフガニスタン支援に長くかかわってきている村井雅清CODE理事(前事務局長)からです。

<アフガニスタンからの贈り物に感謝!!—1>
20年前の10月8日(「9・11」の約1か月後)、米英軍によるアフガニスタンへの空爆が開始されるというニュースを受けて、CODEと同居する被災地NGO恊働センターが「空爆反対」を呼びかけ、私は100時間断食に入り、スタッフはリレー断食に入りました。この呼びかけに全国の多くの方が賛同して下さいました。
この呼びかけに対して、阪神・淡路大震災(1995)の被災地に住む詩人の一人が、「NGOから反戦市民投票を呼びかけるメールが入った。神戸では、震災時のボランティアが発展してNGOとなった例は多いのだが、戦争を起こさないことは最大の防災であると、平和運動と連携しつつある。」とご自分が投稿された同人誌に書いて下さいました。この時以来確信を以って、戦争をなくすことと、災害からの被害をなくすことの思想は、「かけがえのないいのちは大切だ!」という地下茎で繋がっていると考え続けてきました。
加えて、阪神・淡路大震災という大規模な自然災害を受けたKOBE(神戸市という意味ではなく広く被災地のこと)の地の復興を考えるときも、アフガニスタンのような紛争地の復興を考えるときも、根本は「復興の主体は被災者(当事者)主体」ということを忘れてはならないと言い続けてきました。18日にCODEが配信したメッセージの中で「この機にアフガニスタンの人々をまず尊重し、アフガニスタンの人々の手で民主化を成し遂げ、国際社会
から信頼を得るための、サポートをすることを優先する必要があるだろう。あくまでもアフガニスタンの人々に平和をもたらすべき、地球市民として何をすべきなのかを、一人ひとりがしっかり考えなければならない。」と書き込んだのは、先述した地下茎がそうさせたのでしょう。
2002年に初めてアフガニスタンに行き、いのちがけでアフガニスタンの復興に取り組む人々の暮らしを支えることが、私たちにできることではないかと決意しました。ある日現地の方の案内で、紛争により焼き尽くされた真っ黒こげになったぶどう畑を見て、愕然としました。「ヨシ!ここを再生するプロジェクトを立ち上げよう」と、CODEは2003年以降、ぶどう農家を支援し続けて来ました。2007年から2009年まで日本で学んだ有機・不耕起栽培の教えに基づき、レーズンを加工し、CODEが輸入してネット販売をしています。標題にある「アフガニスタンからの贈り物」というのは、このレーズンのことです。20年間のアフガニスタンとの交流から生まれた「レーズン」を購入して、ささやかながらぶどう農家を支え続けたいと思います。しかし、先日来このプロジェクトの現地担当者との交信が途絶えたままなので大変心配しています。(*昨晩無事が確認できました。)
そこでこのような事態になる前に輸入していたレーズンの在庫10㎏がありますので、是非購入して頂いて、アフガニスタンの再生に少しでもお役にたつことに、ご一緒しませんか?購入はCODEに問い合わせてください。
(CODE事務局:アフガニスタン担当 村井雅清)

*レーズンの購入はこちらから:

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