【写真】(上)テント前に石畳を作ったり花を飾ったりしている |
【写真】(上)キャンプ・ジャパンの様子 |
3月8日 ムザファラバード
三か月ぶりにカシミール州のムザファラバードへと向かった。街は以前より活気づいていた。時おりそのままになったガレキを見かける。
市街地を抜けてインド側国境方面へ車を十分ほど走らせると
「CAMP JAPAN」の旗が見えて来る。
全体を統括しているピース ウィンズ・ジャパン(PWJ)の
西野さんにキャンプを案内してもらった。
ちょうど今日は国連の婦人デーということで歌や踊りなどの
イベントの準備に追われていた。
このキャンプには250世帯、約1700人が暮らしていて、
各ブロック毎に共有のキッチン、水くみ場、洗濯場が設けられている。
テント前には石畳を作ったり、花を飾ったりととても落ち着いている暮らしが伺える。
居心地の良さに帰りたくなくなる人も出るだろう。
だが、カシミール州政府は今月末には全テント村を閉鎖すると発表している。
今後、どれだけの人が取り残されていくのだろう。
「CAMP JAPAN」を運営するジャパン・プラットフォームの参加団体である
PWJ、日本紛争予防センター、日本国際民間協力会などは
今後も耐震の家屋建設も考えているようである。
その際に恒久的な家屋か、又は、一時的な家屋を建設するのか?
キャンプの住民のニーズとしては一時的な家屋のニーズが高いようだ。
一時的な家屋でどこまでの耐震の強度を増す事が出来るのか、
また彼らが本来持っていたであろう伝統的な工法はどのようなものなのか、
調査の必要がある。
本来そこにあったものを今一度掘り起こすひとつの良い機会になればと思う。
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