パキスタン北東部地震でCODEが支援する、インドのNGO・SEEDSの代表マヌさんから連絡がありましたので、以下に報告します。
「SEEDSの救援チームは10月10日の15:30にPoonchに到着した。SEEDSの救援チームはPoonchの外から来た最初の救援チームである。Poonchは震源から45キロ程離れたの所に位置し、ジャンム・カシミール(Jammu and Kashmir)でもっとも被災した地域の1つである。
Poonchでは90%の建物が被害に遭い、人々は外に出ている。彼らは雨や寒さにさらされている。地震の際に人々は家の外の会社で働いたり、農作業をしたりしていたので、死亡者数は比較的低い。しかし、頭痛、恐怖、そして寒さに人々は苦しんでいる。骨折をしたり、頭をケガしたりした人も報告されている。伝染病の報告はない。政府はそれぞれの家族に1ヶ月間、無料で配給(35キロの小麦、20キロの米、5リットルの灯油)を行う。
救援チームのRajushは地方当局(District Authority)や被災した村の村長と連絡を取り合っている。Mitalは救援キャンプにいる生き残った被災者への精神的なサポートの提供、Sanjayは医薬品の提供を行っている。Chanderはいち早い再建のために、建物(特に学校や病院)の被害調査を行っている。
地方当局の長官(Deputy Commissioner office)はテント500個、毛布2000枚、ウールの衣類1000枚、そしてさらに医者や医薬品が必要であると訴えている。
SEEDSがデリーから送っている救援物資は13日の午前中にPoonchに付く予定である。物資の輸送は道路の状況が悪く、悪天候のために、時間がかかっている。
救援チームが持っている携帯がつながらないので、固定電話を使って逐次状況を報告する予定です。」
今後ともCODEは、SEEDSと連絡を取りながらSEEDSの活動、被災状況を提供していきます。
皆様からのご協力をお願いします。
尚、詳細な各国の地震の現状と各機関の対応については、国連人道問題調整事務所による現状レポート(UNOCHA Situation Report)の邦訳をhttp://www.code-jp.org/wv/に掲載してありますので、ご覧下さい。
「パキスタン北東部地震」救援募金にご協力下さい。
郵便振替:00930-0-330579 加入者名:CODE
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募金全体の15%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます。
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CODE海外災害援助市民センター