イラン・ザラント地震支援のご報告

 いつもご支援本当にありがとうございます。
大変遅くなりましたが、イラン・ザラント地震支援のご報告をさせていただきます。
イランのカウンターパートであるAHKKのバタニさんの知り合いで、ザランドで活動しているNGOと連携して、①被災した女性への講義・ワークショップ②イラン・バムで被災した女性たちとの交流事業③ザランドの図書館への本の貸し出しを行いました。
詳細については下記「イラン・ザランド支援報告」をご覧下さい。
また、イラン・バム地震については引き続き支援していきたいと考えています。
末文となりましたが、改めてこれまでご支援をいただき心より感謝いたします。
ザランド地震の概要:
 ・発生日時 2005年2月22日 午前5時55分(イラン時間)
 ・地震の規模 マグニチュード6.4
 ・発生場所 ケルマン州ザランド(Zarand)周辺(バムから北西に約270km)
 ・死者数 270名
 ・負傷者 759名
プロジェクト名:女性支援
期   間  :2005年11月~12月
費   用  :101,324円
プロジェクト内容:
  ① 家庭教育ワークショップ(Family Education Workshop)
  ② ザラントの女性とバムとの女性との交流事業
  ③ ザラントの図書館への本の貸し出し
詳細についてはこちらをご覧下さい。「イラン・ザランド支援報告」

ザランド地震視察報告

3月10日今回は(特非)ブレーンヒューマニティの主催するワークキャンプin Iranのバムでの復興支援活動としてイラン入りをしているが、日本を発つ前にケルマン州ザランド付近において地震が発生し、急遽ブレーンヒューマニティのほうでもこの地震に対する支援の街頭募金を行い、CODEとしても救援活動を始めることとなり、第1次としてカウンターパートであるAHKKスタッフを現地視察へと派遣していた。2月22日の地震から2週間が経った今の被災地を視察した。
<ダホイエ村視察>
朝7時半にバムを出発し、マイクロバスで約6時間かけてザランドへ到着する。(通常、普通乗用車で行けば4時間ほどでつく)幹線道路を走っていると、右手に山がつらなり、左手には砂漠が広がる。その山々の裾に点々と集落があるのが見える。報道でみていた山裾の村が全壊ということが理解できた。ダホイエ村は、ザランドの町へ行く手前にある。山の方向を目指して車を走らせると、テントが道沿いに点在してくる。中には10張ほどのテントが固まっているところもある。テントは比較的しっかりとしているように見え、地震直後には雨が降っていたことからか、ビニールをかぶせてあるテントが多い。固まってテントを少し広いスペースに張ってあるところでバスを降り、一番手前にテントを張っていた女性に話を聞かせていただけることとなった。
この地震によって両親と兄弟を亡くし、彼女自身も腕を骨折している。4姉妹のみが瓦礫の下から生きてでることができた。下の妹は2人はまだ高校生だった。
彼女たちが避難しているのは村の中ではなく、村を降りたダホイエ町の中の空き地を利用してテントを張っている。昔々ダホイエ村には2000人ほどの人口があった。しかし、12年前にも地震が起こった。その際に再建を村ではなく山を下りたところで行った人々が作ったものがダホイエ町である。ダホイエ村に留まり続けて今回の地震前まで村にいた人々は300人ほどで、今回の地震によって145人が亡くなった。ダホイエ町からは死者がいないために、あのとき移っていればという思いが被災者にはある。もう村での再建は行わず、このダホイエ町内に再建をしていくのが彼らの望みのようだ。

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ピース ウィンズ・ジャパンの救援活動

 2003年のイラン・バム地震の救援活動でも協力しながら救援活動に当たったピース ウィンズ・ジャパンが、今回のザランド地震の救援活動を開始しています。ローカルスタッフを派遣してミネラルウォーターの配布を行っているとのこと。→こちら

関連ニュースから・NGO/NPOの活動

神戸新聞(2/23)神戸のNPO、現地で支援へ イラン地震
 救援活動開始の一報を報じる記事です。
毎日新聞(2/24)イラン大地震:神戸のNGOが毛布送る活動へ /兵庫
 兵庫県内のNGO/NPOの救援活動を紹介。なおCODEでは物資の取扱は行っておりません
神戸新聞(2/25)防災科1期生イラン支援へ 舞子高・杉田さん
 杉田さんが参加するBrainHumanityのワークショップにはCODEの斉藤も同行します。

関連ニュースから

asahi.com(2/23)死者420人に M6.4のイラン南東部地震
asahi.com(2/23)イラン南東部地震「死者550人の可能性」 内相語る
Mainichi INTERACTIVE(2/23)イラン大地震:死者420人以上に
Mainichi INTERACTIVE(2/23)イラン大地震:毛布やテントの緊急支援を発表--政府
Mainichi INTERACTIVE(2/23)イラン大地震:死者550人、負傷者は900人に
YOMIURI ON-LINE(2/23)イラン地震、進まぬ救援…「バムの悲劇」教訓生かせず
Sankei Web(2/23)イラン地震の死者550人も 山間部で捜索難航
NIKKEI NET(2/23)国連、イランに地震被害の調査団
NIKKEI NET(2/23)イラン地震の死者420人に増加
NIKKEI NET(2/23)イラン、南東部の地震死者550人に
NIKKEI NET(2/23)イラン地震、死者500-550人の可能性・内相表明

ザランド地震救援ニュース 2

ザランド地震の概要
発生日時: 2005年2月22日 午前5時55分(イラン時間)
地震の規模: マグニチュード6.4
発生場所: ケルマン州ザランド(Zarand)周辺(バムから北西に約270km)
死者数: 270名(地元報道による18時現在の数字)
けが人: 759名(         〃         )
<バタニさん、サイード、バム4人が現地入り>
昨日サイードが現地入りをすることはお伝えいたしましたが、今朝バタニさんも現地へ行くことを決定し、またバムの人々も私たちもなにかしたいと、皆でバスでザランドへ向かいました。現地で赤新月社と話し合いを持った上で、ニーズ調査をし緊急物資を今夜中にはケルマンで準備に入りたいと思います。
情報が入り次第引き続きお伝え致します。

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ザラント地震救援ニュース1

イラン南東部ケルマン州で、M6・4の地震 死者420人、900人の負傷者
CODE海外災害援助市民センターのイラン・バムスタッフが、直ちに現地へ
~雨が強く、屋外に放り出された被災者は寒さに震えている~

 一昨年のイラン南東部バム地震で3万人を越える死者を出したケルマン州の人々は、懸命の復旧・復興作業を成し遂げ、やっと1年を過ぎこれから新年(3月21日)を迎えようとしていました。今回の被災地は前回のバムから州都ケルマンを経て北西に70㎞ほどテヘランの方に移動したザランドという農村で人口3万人(40の村)の静かなところだそうです。現在のところの情報では、残念ながら死者420名、負傷者900名(ケルマン州知事発表)という被害状況が伝わってきています。私たちCODE海外災害援助市民センターは、バムで救援活動を続けているローカルスタッフのMR・サィード・ガッファリを被災地に派遣します。サィードには、ケルマン州都で毛布を買い付け現地に入るように依頼をしました。きっと1年前に大きな地震に見舞われたバムの人たちは、我がことのように心配していることと思います。また、バム地震の時大変お世話になったテヘラン在住のSさんからも直ちに情報を頂き、大変気にかけておられます。

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イランザランド地震情報

 CODE事務局です。
 引き続き情報になりますが、イラン南東部ケルマン州ザランドにて発生しましたM6.4の地震に対応し、同じくケルマン州バムにいる私たちのカウンターパート音楽教師サイードに連絡を取ったと
ころ、今日の夜、もしくは明日の朝には現地に視察に行くことが可能となりました。なんらかの救援活動を始めたいと思います。
 現地よりレポートが入り次第お伝え致します。

【災害情報】イランにて地震

 イラン国営テレビによると、22日早朝、イラン南東部ケルマン州を震源とするマグニチュード6・4の地震が発生しました。震源はケルマン州北部ザランド付近。同じケルマン州バムにいる私たちのカウンターパートAHKK理事バタニさんに電話をし、確認したところバムでは揺れは感じなかったということでした。
 死者が出ている模様ですが、詳細は不明です。ケルマン知事が現地へ向かい対応を行っているということでした。
 引き続き情報収集を行います。