月別アーカイブ: 2011年1月

【インドネシア・ムラピ火山噴火】現地パートナーからの情報No.8

現地で支援活動を続けているジョグジャカルタ在住のアーティスト、アラフマイアニさんから、彼女たちのグループの活動や被災者の様子についてレポートが届きましたので紹介します。
ムラピ山の災害について、もう日本ではほとんど報道されていませんが、火山災害の復興には長い時間がかかります。
いま被災者は一生懸命、生活の立て直しに取り組んでいます。
CODEは彼女たちのグループの活動をバックアップすることで、被災者を支援していきます。引き続きご支援よろしくお願い致します。
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●アラフマイアニさんからのレポート
こちらの状況はかなり不安定です。しかし、人々はできる限り、自分自身で立ち上がろうとしています。仮設住宅は1月初旬には完成するでしょう。もっとも、私たちの活動しているコミュニティのメンバー全員に当たるかどうかは定かではありません。
支援しているコミュニティの人たちは、倒壊した村までの道を片付け、私たちはそれを手伝いました。その後、既に旅行者がやって来ましたので、彼らはいくらか収入を得ることができました。そのお金は、政府にもいくらか渡さなければいけません。最初、政府はその収入の50%を要求したので、たいへん驚きました。結局、長い交渉の末、5%にとどまりました。
私たちのグループは、水源までの道も片付けました。パイプは全て壊れたり溶けたりしていましたが、幸い水源はまだ生きていました!早期警報システムに利用できるコミュニティラジオにも、私たちはいま注力しています。さらに、住宅再建のイメージを地図上に表そうという取り組みも行っています。この村には216の家族が住んでいます。政府の復興計画がまだ明確ではありませんが、もちろん少しずつやっていかなくてはなりません。ともあれ、ひとつ明確なことは、村人たちはもとの村に帰ることができました。つまり移住する必要はないということです。これは、村人にとって大きな安心となっています。
また進捗があればお伝えします。
アラフマイアニ