【インドネシア・ムラピ火山噴火】関連情報

先日のレポートでもお伝えしたように、ジョグジャカルタのパートナーであるアーティスト、Aさんの支援グループでは、ムラピ火山災害の被災者が生活を再建するための家畜(ウサギ)飼育を始めようとしています。
この地の人々の暮らしにおける家畜の重要性については、11月16日のIOM(国際移住機関)のレポートでも述べられていました。
IOMは、救援物資を配布するなどの緊急支援を行っていますが、その中に、避難する人たちの家畜を避難させるという活動もありました。
その箇所を抜粋してご紹介します。
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 IOMは、ジョグジャカルタ及びBoyolali県の危険度の高い地域から、ジョグジャ南西のクロンプロゴ県へと、家畜54頭をトラックで避難させました。これは州政府の畜産・家畜保健局との連携で行われました。
IOMジョグジャカルタのJohan Grundberg氏はこう言います。
「多くの人間が危険にさらされている状況で、家畜を避難させるというのは奇妙に聞こえるかもしれませんが、2つの点で重要なのです。まず、そうしなければ、避難指示の出ている20km圏内の人たちは、家畜の世話をしようとおそらくそこに留まっていたことでしょう。また、家畜がいれば、噴火が終わって家に帰ったときすぐに、飼い主は生計を立てることができます。」
原文: http://www.iom.int/jahia/Jahia/media/press-briefing-notes/pbnAS/cache/offonce/lang/en?entryId=28651