エクアドル地震ニュース No.5

エクアドルで今月16日(日本時間17日)に発生したM7.8の地震から10日が経過しました。これまでに死者655名、負傷者17,638名、不明者48名という大きな被害が出ており、今なお29,067名もの方が避難しています。九州と同様にエクアドルでも余震が頻発しており26日までに936回の余震、25日にはM5の大きな余震が発生しました。余震や避難所での暮らしにより被災者の方々の疲労はピークに達しています。

前回のニュースでボランティアが多数被災地に入っているとお伝えしました。しかし、その後、首都キトーの物資集積センターでは25日以降ボランティアの数が急激に減少しており、現在は人手が足りていない状況にあります。現地メディアはボランティア減少の理由の一つが16日の発災以降活動が続いたことによるボランティアの疲労にあると報じています。いつ元の生活に戻れるのかわからない不安の中で被災生活が長期にわたる可能性もあります。このままボランティアが減っていくと、本当にボランティアが必要な時にいないということが心配されます。

 熊本でもゴールデンウィークには多くのボランティアが被災地に入ることが予想されていますが、連休後も長期間に渡りボランティアの力が求められます。避難生活が長引くにつれ被災者の疲労、心労が積み重なっていきます。より必要とされる時に被災者を支えるためにも、ボランティア一人ひとりは自らの体調、疲労も考えながら無理のない活動を行っていくことが大切です。
(上野智彦)

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