CODE寺子屋『NGOは誰を代表するのか』が開催されました!

【CODE寺子屋「NGOは誰を代表するのか」が開催されました。】

2017年CODE寺子屋3回シリーズの第1回「NGOは誰を代表するのか」が開催されました。講師であるCODEの代表理事である芹田健太郎(神戸大学名誉教授)が、大学生などの若者にNGOの根幹について語りました。
 

国連憲章のNGOの定義やヨーロッパで民主主義、市民社会が生まれてきた歴史的背景、そしてCODEの最も大切にする「最後のひとりまで」の思想などが語られました。

また市民活動という言葉と非営利活動という一見似たような言葉ですが、その生まれてきた背景に意味があります。その意味を知れば、もっと言葉を大切に使うはずです。そして「最後のひとり」について「最後のひとりが幸せなら、すべてが幸せであるはず、多数はいつでも幸せだから」と語りました。

 

初めて参加する若者には少し難しい部分もありましたが、「最後のひとりとは誰のことをいうのか?自分が出会った人以外に、もっと大変な人がいるのではないか?」という大学生の質問に対して、芹田代表は「出会った目の前ひとりが最後のひとりじゃないのか。もしそうでなくてもいいじゃないか。」と応えました。

また、参加した村井CODE理事は、「高い理想ではあるが、支援者の一人ひとりがその姿勢で被災者に向き合っていけば、結果的に最後のひとりは救われるのではないか。」と語りました。出会った目の前の一人に最後のひとりと向き合う姿勢で接していくことが大切なんだと思いました。

 

最近、「最後のひとりまで」や「leave no one behind(誰も取り残さない)」などが様々な場面で語られるようになってきましたが、被災地KOBEで語り継がれてきたこの「最後のひとりまで」を現場の実践を伴って考え続けていくことに意味があるんだと改めて思いました。

 

たった1回の講義では理解できなかった若者もいたと思いますが、これを機にそれぞれの場面、現場で考え続けていってほしいものです。CODE寺子屋がそんなきっかけの場になればと思います。
 

第2回「市民社会はどう変化してきたか」(12月14日 講師:松本誠CODE理事)も乞うご期待!!!

申し込み
Facebookページ:https://www.facebook.com/events/193909894518812/?ti=icl
メール:info@code-jp.org

(吉椿雅道)

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