ミャンマー中部で発生した大地震から1週間、被害の全容は未だ分かっていません。2日、ミャンマー軍事政権の発表によると、死者3003名、負傷者4639名、行方不明351名になっています。
また、軍事政権は、救援活動を優先するために22日までの3週間、停戦をすると発表しました。
軍事政権と対立する国民統一政府(NUG)は、すでに2週間の停戦を発表し、少数民族勢力のアラカン軍(AA)、ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)、「タアン民族解放軍」も停戦を発表しています。
当初、軍事政権は反政府勢力からの停戦を拒否し、震災後も空爆や被災市民への弾圧を続けていましたが、国際社会からの批判やミャンマー市民からの不満噴出の恐れからか昨日、停戦に合意しました。
ただ、現実的にどこまで戦闘停止が実現するかは不透明ですが、国内外の支援機関と共に被災者支援に全力を注ぐ事を期待します。(吉椿)