投稿者「code」のアーカイブ

No.67「鉄を拾う家族」

ハタイ県の中でも大きな被害を受けたアンタキア。重機による被害家屋の解体作業が未だ続いているが、更地になった場所で何か拾う人たちがいる。

「メルハバ(こんにちは)」と声をかけて話し聴いた。
「何を拾っているんですか?」と訊ねると、「家族で鉄(筋)拾っているの」と返って来た。
Xさんは、子ども4人とご主人と車で生活しているという。イスケンデルンの自宅が住める状態ではなく、子どもたちも怖がっていたので、借金で車を買ったそうだ。
「車のローンを返済するために、この鉄(筋)を売ってお金にするの。」という。
ご主人は仕事でのトラブルが政治的に大きな問題になった事で、仕事に就く事が一切できない状態に陥ったという。子どもたちも地震のトラウマから母親から離れる事が出来ずに、学校も辞めてしまったそうだ。
今は、家族6人で車で転々としながら、ガレキの中から広い集めた鉄筋だけが、Xさん家族を支える収入の源だという。

これまで中国やネパールなどでも同様にガレキで拾った鉄筋をお金に替えている人達が、後に違法行為で逮捕されるケースを見てきた。Xさんがその事を分かっているのか定かではないが、カメラを向けられる事を嫌がっていた。
この行為の違法性が問われるのかもしれないが、そうしないと生きていけない人達がいるという現実こそが問われなくてはいけない。
(吉椿)

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No.66「ハタイの人たちは戻る」

11/14よりCODE第4次派遣として、トルコ・シリア地震最大の被災地、ハタイ県に来ている。
人口約200万人のハタイ県では、約130万人が被災し、約80万人が家を失ったといわれている。また、この地震の死者約5万人の半数が、このハタイ県で犠牲になったという。地震から9ヶ月、ハタイでは街にガレキや広大な更地が至るところに広がり、その被害の大きさがうかがえる。

被害の甚大なアンタキア市で女性支援を行っているTさんを訪ねた。
Tさんは、「住居」「健康的な生活」「教育」「経済」の4つが課題だという。
80万人が家を失い、狭いコンテナの仮設住宅で暮らしていて健康的な生活が送れていない事、自分の学校が倒壊した子どもたちは他の学校に編入され一貫した教育を受けられていない事、多くの人が亡くなり、多くの仕事を失い、他県へと出稼ぎに出ていき経済が回らない事などをTさんが指摘する。同時に「経済をよくして、住民がここ住めるようにしないといけないわ」と訴えていた。そして「ハタイの人たちは戻る」というスローガンを教えてくれた。
(吉椿)

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No.65「若者が見た被災地32」

CODE未来基金の若者たちがトルコ・シリア地震の被災地でボランティアを行い、ボランティアについてトルコの被災者、ボランティア、NGOたちと共に考えました。参加した若者たちの感想をお届けします。
(吉椿)

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今回の企画を実施するにあたって、「コープこうべハート基金」から学生4名に、スタッフ2名に「兵庫県のふるさとひょうご寄付金」から多額のご支援をいただきました。この企画に、ご理解いただきご協力いただいたご厚意にCODEスタッフ、学生ボランティア一同、共に深く感謝しております。誠にありがとうございました。

では、果たしてこの学生企画に頂いた額の価値以上があったのかと聞かれると私は、正直疑問が残ります。もちろん、一人一人が様々な経験を通して、学び成長が多い貴重な時間となりました。しかし、行く前にも述べたように「ただ学びになりました」「成長できました」だけに、このたくさんの方々から頂いた寄付の想いを終わらせてしまっては、あまりにも勿体ない気がします。ただ、私たちはまだ他者に還元できるほど力があるわけでもありません。ならば、どうしたらいいのか。それは、今回のテーマでもあった「つながり」が私の一つの答えです。このプロジェクトでは、その「つながり」を感じる場面がたくさんありました。例えば、仮設の中にある青少年トレーニングセンターで、防災ワークショップを実施したときです。

前に立って、授業をするからこそ見えて来るものがたくさんありました。CODEの第二次派遣で出会った人が青少年トレーニングセンターを仕切っていたり、その青少年トレーニングセンターにつないでくれたNGOのメハメッドさん、コープこうべとのつながりの藤本さん、第三次派遣の通訳アジャルの後輩であるメルトさんなど、お金では買えない人々のつながりが折り重なってできる授業なのだと感じました。また、ボアジチ大学との交流会でも、たくさんの学生が様々な想い様々なつながりを経て参加してくれました。私たちの知らないところで、私たちのことを支えてくれているつながりがたくさんあることを知りました。
その他には、CODEが活動してきたからこそできた「つながり」コープこうべとCODEのつながり、兵庫県とCODE、寄付者とCODE。これらは、これまでのCODEの活動が評価されてきたからこそだと思います。そして、発災直後に行ったからこそできた現地NGO・大学とのつながり、通訳とのつながり。また、「うちわプロジェクト」を実施した際につながった団体や書いてくださった方々とのつながり。さらに過去を振り返れば、トルコが親日である一つの理由としてのエルトゥールル号からのトルコと日本とのつながり。決して、一人ではできない。これまで様々な人が築き上げた「つながり」の上に私たちは立たせてもらっていることを活動していく上で、ひしひしと感じました。

そして若者だからこそ、さらにその下の世代につなげるための未来の「つながり」、この「つながり」を意識して活動に励み、つながり続けることがプロジェクトの価値と意義になるのだと思います。今後もトルコと日本、物理的な距離は遠いがお互いが助け合える、CODEの理念でもある「困った時はお互い様」の精神が続けられるように励みたいです。なによりも「つながり」を続けるために、このプロジェクトは、これで終わりではなく、帰ってきた私たちの今後の行動によって、本当に行って意義のあるものになったのかが問われているのだと考えます。

また第四次派遣でトルコに行きます。今回行くのは、最も支援が取り残されるハタイ県です。私が、初めてトルコに訪れた際に、最も「無力感」を感じた場所です。行って何ができるのか。何か目に見えるような役に立たないかもしれません。しかし、絶対に現地の人々とつながり、今後のまた行うかもしれないプロジェクトへとつなげていきたいと思います。
(山村太一)

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トルコ・シリア地震「若者が見た被災地」報告会の感想②

11/12(日)にコープこうべハート基金さまのご協力の元、「若者が見た被災地~トルコ・シリア地震の被災地ボランティアを通じて~」の報告会をオンラインにて行いました。
約50名程にご参加いただき、10/20(金)~10/24 (火)の間にCODE未来基金の学生・若者たちがトルコで行った活動と企画を通じたそれぞれの感想をお伝えしました。ご参加いただいた皆様、活動を応援して下さった皆様本当にありがとうございました。
報告会に参加された方の感想のご紹介②です。

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私は被災地支援を経験したことがなく、参考にさせていただきたいと感じ、今イベントに参加しました。皆さん、現状から実際に地元の方と触れ合って感じたこと、改善すべきことがスライドと口頭の説明で分かりやすくなっていたのが良かったです!私も日本の災害ボランティアに挑戦してみたいと思いました。(10代学生)

吉椿さんが最後に言われた「『学生が被災地に行っても意味がない』という正論にどう大人が向き合うか」という言葉に胸を打たれました。私も当初は上記の意見派でしたが、常識にとらわれずに動いてくれる大人がいるから学生が活躍できるんだと思い直しました。私も30年後くらいにそんな大人になれるよう、今のうちに色々挑戦しておきたいです。(20代学生)

皆さんの想いがこもった貴重な経験を拝聴できました。現地に行けない私たちの耳と眼になってくださり、ありがとうございました。たくさんの気づきがあったことは、これこらの皆さんの活動に繋がることと思います。(50代社会人)

阪神・淡路大震災から29年、大震災の経験のない若者が、CODEの活動を通じて、支え合うことの大切さを感じ取ってくれていることに、頼もしさを感じました。とても良いイベントでした。これからの活動が楽しみです。(70代社会人)

途中までしか参加出来なかったのですが、私が昨年ウクライナ避難民ボランティアに行った際に感じたことに似た感想を持っている方が多く嬉しく思いました。特に関心を持ち続けることの難しさと大切さの部分は、無知よりも無関心の方が恐ろしいといつも思っているので、大変共感しました。「僕の家も火事にあった」という子どもの発言ではっとしたという声も、よくわかります。トラウマがあることを理解しているつもりでも、現地で現実を聞いたり見たりするからこそ心で感じるものがあります。(20代学生)

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他にも、様々な感想や今後のイベントに向けたコメントをいただきました。
これからも一つ一つの「つながり」を大切に活動を続けていこうと思いますので、応援の程よろしくお願いします!

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トルコ・シリア地震「若者が見た被災地」報告会の感想①

昨日11/12(日)にコープこうべハート基金さまのご協力の元、「若者が見た被災地~トルコ・シリア地震の被災地ボランティアを通じて~」の報告会をオンラインにて行いました。
約50名程にご参加いただき、10/20(金)~10/24 (火)の間にCODE未来基金の学生・若者たちがトルコで行った活動と企画を通じたそれぞれの感想をお伝えしました。ご参加いただいた皆様、活動を応援して下さった皆様本当にありがとうございました。
報告会に参加された方々の感想を二回に分けてご紹介します。

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知り合いに誘われて参加したので、初めから関心を持っていたわけではありませんでしたが、参加して同年代の方々のお話を伺い、自主の無関心を恥ずかしく思いました。参加してよかったです。また、話し方に皆さんの実感がこもっており、こうしてお話を聞いても、実際に参加した人にしかわからないことがあるのだろうと感じました。貴重なお話をありがとうございました。(20代大学院生)

学生さんたちの言葉一つひとつがとても心に沁みました。 無力感、でもそれで終わってはいけない、配慮は必要だけど遠慮はしない方がよかった… 真摯に向き合われたからこその気持ちだなぁと胸に響きました。 そして、こういう機会を作られていること自体、ボランティア活動を次世代につなぐとても大切な取り組みで素晴らしいと思いました。(50代社会人)

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No.64「若者が見た被災地31」

CODE未来基金の若者たちがトルコ・シリア地震の被災地でボランティアを行い、ボランティアについてトルコの被災者、ボランティア、NGOたちと共に考えました。参加した若者たちの感想をお届けします。
(吉椿)

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今回の渡航は自分にとって被災地と「つながる」ということについて、改めて考えさせられた機会となりました。渡航前は、未だ現地が厳しい状況にあると聞く中で、本当に自分達が行くことに意味はあるのであろうかという不安がありました。しかし、現地で活動をする中で、アディヤマン(大きな被害を受けた都市の一つで、市の建物の少なくとも1/4は解体予定)のNGOのNさんは「皆去っていく中で、日本から来てくれてありがとう」と繰り返されていました。この言葉を聞き、今私にできる一番大切なことは、被災地との直接的なつながりをつづけ、この災害について現地の人びとと共に記憶していくことなのではないかと思いました。また、この「つながり」は、阪神・淡路大震災をきっかけにできたCODEだから、専門家ではなく曖昧な立場の学生たちだからこそできたつながりでもあると感じました。
世界で戦争・災害・気候変動などの大きなことが起きている今、正直自分がどう生きていけばいいのか、わからなく感じる時があります。でも、だからこそ私はまずこのトルコ・シリア地震の被災地で自分が出会った人達のためにできることを、ボランティア・NGO・研究者などのどんな形であったとしても、この「つながり」を通して考えていきたいと思いました。
(大阪大学 島村優希)

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No.63「若者が見た被災地30」

CODE未来基金の若者たちがトルコ・シリア地震の被災地でボランティアを行い、ボランティアについてトルコの被災者、ボランティア、NGOたちと共に考えました。参加した若者たちの感想をお届けします。
(吉椿)

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今回の被災地でのボランティアとトルコの若者との交流を通して、感じたことを主に三点取り上げて書こうと思います。

第一に、感情が揺れ動くことを恐れすぎず、行動し続けようと決めました。私は、被災地に行くこと自体が初めてだったので、正直行く前は、’’自分が被災地で何を感じるのか’’’’その後の自分の行動にどのように影響を与えうるのか’’が分からず、少し怖がっている自分がいました。もし、これまでの人生で感じたことのないようなネガティブな気持ちになったらどうしようなど、不安な思いでいっぱいでした。しかし、今回の被災地でのボランティアで、どうなるかわからなくても、恐れすぎず、まずは、行ってみる、挑戦してみることが大事だと気付かされました。

第二に、縦のつながりではなく横のつながりが大事であると感じました。私は、大学ではハンガリー語を学んでおり、マイノリティ問題をめぐる政治レベルでの二国間の関係について研究しています。一見ボランティアとは全く関係がないように思える専門分野ですが、普段のボランティア活動や今回の被災地でのボランティアで培っている、問い続け、時には反省し、実践に移していく力は普段の学習や研究にも通じるものがあります。つまり、普段取り組んでいることとボランティアがリンクしているように感じました。

第三に、現地では、非常用持ち出し袋やクロスロードの活動を通して、正解がない問題に取り組む機会が多かったのですが、私自身日本で生活しながら、常に正解か不正解かで物事を考えさせられている/考えている傾向にあったのではないか?と、はっとさせられました。トルコの子供たちが、素直に、自由に、自分たちなりに考えたことを、みんなの前で堂々と発表する姿にとても感銘を受けたと同時に、子供たちの柔軟な発想や考え方を私を含めた大人が無意識のうちに潰してしまうことのないようにしていきたいと思いました。
最後に、このような機会を頂き感謝しています。
(大阪大学 那須公香)

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No.62「若者が見た被災地29」

CODE未来基金の若者たちがトルコ・シリア地震の被災地でボランティアを行い、ボランティアについてトルコの被災者、ボランティア、NGOたちと共に考えました。参加した若者たちの感想をお届けします。(吉椿)

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私は出発するまでトルコに行くことが少し怖いなと思っていました。また無力感を感じるのではないか、自分以外の人が行ったほうが意味があるのではないかと不安な気持ちでいっぱいでした。実際に現地で活動して、確かに無力感を感じたことはあったけれど、それ以上にそこで終わっちゃいけないんだと強く思うことができました。

夕食の際に、シリア人の子供がお金が欲しいと話しかけてきました。私は当たり前のようにその子を無視して冷たい対応をとりました。しかしその夜、ふと目覚めてその少年が第一次派遣の際に避難キャンプで出会った子と似ていたことに気づきました。被災直後は、どんなバックグラウンドを持っていたとしても誰もが平等に食料や物資を得られて、自分も一緒に笑顔で写真を撮りました。しかしながら、その状態は今は無く、明らかな格差がそこにはありました。8ヶ月間、ほんの少しでも被災前の生活よりも良くなるようにと希望をもって暮らしていたのかもしれないと思うとその子に対する態度や気持ちまで変えてしまった自分を情けなく思いました。「ぼくはこれからどうなるの?」とその少年に訴えかけられているようで、その日はうまく眠れませんでした。

私は来年度から国際協力の道に進む予定です。1人の少年に関わり続けることは難しいけれど、この少年に気づかせてもらったこの気持ちを大切に、人生を賭けるつもりで自分自身に向き合い、問い続けていきたいです。
(関西学院大学4年 植田隆誠)

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No.61「若者が見た被災地28」

CODE未来基金の若者たちがトルコ・シリア地震の被災地でボランティアを行い、ボランティアについてトルコの被災者、ボランティア、NGOたちと共に考えました。参加した若者たちの感想をお届けします。(吉椿)

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私は今まで被災地を実際に見たことはなく、今回のトルコ、特にアディヤマンでの光景はとても衝撃的でした。倒壊した建物の下で何時間も下敷きになっていたと言われていた方や、仮設住宅で、様々な面で窮屈な思いをされている方々、被災して辛い思いをしている中でもボランティアに精力的に活動されている方々。日常生活が一つの出来事で失われてしまう恐ろしさを感じました。同時に、被災者の方の声に耳を傾けることがすごく大切な活動だということは理解していたつもりだけれど、やはり直接的にどうにかすることはできない自分の無力さに、すごくやるせなさを感じました。
しかし、被災地の方々は、たくさんの困難を抱えているにも関わらず、お話を伺った後やワークショップを開催した後などに必ず「Teşekkürler(ありがとう)」と感謝の言葉をかけてくださいました。辛く、厳しい現状の中で、被災地のみなさんが日々の生活に工夫を凝らしている光景や、素敵な言葉をかけていただくことは、何も出来ないと感じていた私の励みにもなりました。
私は、この時に感じた衝撃や、現地の方たちの力強さ・温かさを今後も忘れないように、絶対に覚えていようと思います。そして、引き続き活動を通して、ボランティアとしてできることや、その意味を見出していきたいです。
(関西学院大学1年 近藤明日花)

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No.60「若者が見た被災地27」

トルコ滞在最終日の本日(10/24)、CODE未来基金の若者たちは、被災地ハタイ県のNGO Collective Coordinationのメンバーなど、被災地でボランティアに参加している若者たちと交流会を行いました。
なお、本事業はコープこうべハート基金さんのご支援で実施されています。(吉椿)

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特に印象に残ったことは、地震直後からハタイ県を訪れ、ボランティアとして7ヶ月滞在していたCさんのお話です。Cさんはボランティアを通して、「ハタイが自分にとってホームのようになった」と笑顔で話す一方、今イスタンブールに戻って自分がどうすればいいのか混乱していると語っていました。

「自分もイスタンブールでの生活があるから被災地にこれまでのようにいれない。経験を通してイスタンブールで起きるかもしれない災害に向けて備えたいと思うが、現在のトルコの災害対応の組織体制では難しい」。Cさんは言っていました。
その他の意見からも、資金や許可の側面から現在のトルコのボランティア活動への参加の難しさの裏にある背景を知りました。

一方で、今回の集まりで私が感じたのは共にボランティアに参加していた人たちのつながりの強さです。現在はそれぞれのあり方で被災地支援に関わりながらも、現地で築いた互いの信頼関係は長期的な被災地とのつながりをもたらすのではないかと感じました。
(大阪大学 島村優希)

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