メキシコ沖地震救援ニュース No.3

今月8日に発生したメキシコ沖地震により、これまでに98名が亡くなりました。この地震は最も被害の大きかった地域の名前を取り「テワンテペク地震」と呼ばれています。オアハカ州は1000の学校と48の病院・診療所、22の公共施設、49の教会が損壊したと発表しました。しかしチアパス州やその他の州の詳しい被災情報は各地で道路が寸断されている影響もあり、メキシコ国内でも詳しい被害状況は伝わっていないようです。
 メキシコ在住のカウンターパート・クワテモックさんからの情報によると、地方の小さな町ほど支援が来ていないと言います。オアハカ州の大きな被害が出ている町の住民からは「これまでに援助は来ていない。支援を必要としているが国や地方自治体からの支援はまったくない。」とSNSで映像を投稿して支援を求める声も上がっているようです。
 1985年にメキシコで発生した地震ではメキシコシティなどで9000名以上が亡くなりました。その反省から、メキシコシティでは防災教育や建物の耐震、地震警報などが積極的に取り入れられました。しかし地方の、特に生活困窮者の多い南部のオアハカ州やチアパス州では耐震性の低い安価な家屋が多く、防災教育や警報の導入にも地方政府が消極的でした。そんな中で住民には地震対策への強い不安が広がっていたようです。
 被災地では政府の対応も十分ではなく、住民からは様々な支援が求められています。CODEはクワテモックさんとともに次の動きを模索しています。
(上野智彦)

・メキシコ沖地震救援活動のご寄付はこちら
郵便振替:00930-0-330579 加入者名:CODE
*通信欄に支援先に「メキシコ」明記してください。
*募金全体の25%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます。
クレジットカードでのご寄付は以下のリンクから行えます。
http://www.code-jp.org/cooperation/index.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)