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中国四川省地震救援ニュース 88

四川地震から1年が経とうとしていますが、CODEの復興支援プロジェクトが漸く決まりました。Yさんレポートで報告します。
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昨年5月12日に発生した四川大地震(中国では、5・12ブン川大地震と呼ばれる)から間もなく1年の月日が過ぎようとしている。
CODEは地震発生の3日後から救援活動を開始した。日本人を中心に中国、韓国、香港などの沢山のボランティアとガレキの片づけから始まり、仮設住宅建設、農作業、住宅再建などを被災者の方々と共に汗を流し、被災者の声にじっと耳を傾け、時には地震や耐震の事を一緒学びあい、考え、悩みながらこの1年活動してきた。その中で少しずつ被災した村人との信頼を築いてきた。
そして1年を目前にCODEのプロジェクトが理事会の承認を得て正式決定した。
地震直後から活動してきた光明村のある北川県香泉郷全体の診療所を含む「総合活動センター」を7つの村にひとつずつ再建する。(中国政府は06年より国家プロジェクト「新農村建設」の一環として医療改革を推進し、この震災復興の中にも反映させている)この地震で診療所が倒壊し、未だ不自由な仮設テントで診療する村医や高額な医療費故に診察を拒む被災者の人々にとっても意義のある事と思われる。また、この「総合活動センター」には、診療所はもちろん、村民委員会、村内放送室、文化活動室などの機能を併設し、ここで被災者自らが、自分たちの村、地域を考えていく場にもなり得る。このセンターが村の中心的なコミュニティースペースとなる事を切に願う。14年前に同じ痛みを味わったKOBE、そして日本の被災地の方々などの貴重な浄財を四川の被災した農村に還元したいと思う。もちろん、建物を建てて終わりではなく、その後もCODEらしく被災者と共に悩み、共に学び合っていく活動を継続していきたい。今後とも皆様のご協力、ご指導、ご理解をいただきたく思う。
 このプロジェクトの詳細(場所、機能、意義など)については、次号よりレポートする予定である。