CODEです。ロンボク島地震の被害が徐々に拡大してきています。現時点での死者数は436名となっています。
ジャワ地震(2006)以来、パートナーとして連絡を取り合ってきたエコ・プラワット教授(UKDW:デュタ・ワチャナ・キリスト教大学)から、ロンボク島の支援状況について報告を頂きましたのでお伝えします。
ロンボク島地震支援として、カリタス・インドネシアやUKDWはじめ、UII(インドネシア・イスラミック国際大学)、UGM(ガジャマダ国立大学)などが支援に動き出しています。またその他、今回の地震では倒壊した家屋が多いのですが、建築家協会やアリ・ウマリさん(彫刻家)たちの小さなグループも同島に入って支援活動を展開しているとのこと。
前述のカリタス・インドネシアには、エコ・プラワット教授の助手をされていた女性のデニィーさんが参画しているとのことです。デニィーさんには、同州グヌンキドゥル県ナワンガン村の出身で、CODEが同村で展開してきた“呼び水プロジェクト”の現地カウンターパートの一人としてお世話になった方です。
ところで、一部報道によると今回倒壊したモスクや住家は専門の建築家が建てたものではなく、素人の人たちが建てたものということで、専門家である建築家のサポートが求められています。
ジャワ地震(2006)の時、ジョグジャカルタ特別州バンツール県ポトクンチェン村において、CODEはエコ・プラワット教授の耐震住宅の設計図に基づき、ゴトンロヨン(相互扶助)で住民たちが協力し合い建設する作業のサポートをして来ました。
もう少し現地の被害実態の写真などを確認しなければ判断できませんが、やはり専門家による耐震技術の指導の下で建設しなければならないのではないかと思います。
国家防災庁によると現在35万人の方々が避難生活を強いられており、厳しい状況が想像できます。阪神・淡路大震災直後の避難所で生活していた最大人数が31万人でした。いかにこの35万人が大きな数字なのかがわかるというものです。
みなさま、是非ロンボク島支援にご協力をお願いいたします。(村井雅清)