No.41「フィリピン・コロナ支援、あと4日です‼ ご協力お願いします‼ 」 

フィリピンの新型コロナウイルス感染症の感染状況は、約42万4000人、死者は8200人以上になっています。
CODEが支援するセブ州バンタヤン島は、セブ島北部の町から船で約1時間半。面積110㎡(伊豆大島より少し大きい)の平たい島です。人口約12万人で、75%の人が漁業で生計を立てています。また、バンタヤン島は、フィリピンの裕福層や外国人などが別荘を持つなど人気のリゾート地でもあります。

2013年11月8日、史上最大級の台風Haiyanが、フィリピン中部を横断し、サマール島、レイテ島、セブ島、パナイ島などで死者・行方不明者約8000人、被災者1600万人(全国民の16%)という大きな被害を出しました。バンタヤン島にも直撃し、死者300人以上、全壊家屋1100棟以上の被害を出しました。
CODEは、セブシティのNGOと連携してバンタヤン島などの貧困漁村でボートや漁網を提供しました。その後も北陸学院大学の田中教授とJICAの草の根技術協力事業でバンタヤン島の女性たちの収入向上(石鹸プロジェクト)や小学生向けの防災カードの作成を行ってきました。
バンタヤン島のPoocとOkoyというバランガイ(最小行政単位)の貧困層の女性たちは、漁師の妻であり、子どもたちの母であり、家庭の経済的な柱でもありますが、その地位は低く、その労働の評価もあまりされていません。女性たちは、自らアソシエーションという自助グループを作ることで、時に愚痴を言い合い、時に助け合うなどアソシエーションが居場所のようになっています。
ある時、Poocの女性になぜこのプロジェクトに参加したのかを訊ねてみました。てっきり収入のためだと答えると思っていたのですが、「学ぶことが楽しいからよ」と返ってきました。生活は厳しい中でも学ぶことに喜びを見出している女性たちはとても輝いていました。

そんな女性たちが、何とか災害を乗り越えたと思った時に、コロナ禍で観光客はいなくなり、懸命に作った石鹸を売る場所がなくなりました。そして頻発する台風で男性も漁に出れない日々が続いています。女性たちが、互いに支え合おうとしている姿を応援してください。残りあと4日、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。(吉椿)

*新チラシは、岸本くるみさん(CODE理事)が作成

 

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