CODEは、中国四川大地震(2008年)以降、連携してきた四川のNGO備災センター(新安世紀教育安全科技研究院:院長、張国遠さん)よりSOSを受けて、2/4に新型コロナウイルス感染症を「災害」とみなして支援を行ってきました。
武漢に誰も入れない状況の中、四川のNGOたちは、SNSで約3000人のオンラインボランティアとつながり、 76日間ロックダウンをした湖北省武漢で高齢者や障がい者の買い物サービスやボランティアでもできる感染者への心のケア、ホームレスの方への救援物資の提供など数万人と言われる武漢市民のボランティアたちを支えました。
その後、CODEは四川のNGO、大阪大学の渥美公秀教授と共に国際アライアンス「IACCR」を立ち上げ、14の国と地域のNGOや研究者と共に新型コロナウイルス感染症の各地の取り組みや経験を共有してきました。CODEにお寄せいただいた寄付金は、武漢の支援やこのアライアンスの運営などに活用されています。
その立役者である四川のNGOリーダーの張国遠さんは、「今、中国は世界から厳しい目を向けられている状況の中、そして中国の政治環境が厳しい中、日本の人たちからの暖かい寄付は本当にうれしいです。国と国がどんな関係であれ、俺たちは民間でつながっていこう。すべての日本の支援者の皆さんに感謝しています。」と語っていました。
今、中国でのNGO活動は非常に厳しい状況にあり、日本のように国内で寄付を集めることやそれを海外に使う事はできません。そんな時こそ、「困った時はお互いさま」の被災地KOBEの精神で国を超えて支え合い、分断を乗り越えていかなくてはなりません。また、国を超えた学び合いを実践していく事で相互理解や共通課題を共に解決していく力になります。引き続きご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。(吉椿)
No.44「中国のNGOより感謝状が届きました!!!」
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