新型コロナウイルス感染症は、世界189の国と地域に広がり、感染者は4100万人を超え、死者は112万人に上っています。
ヨーロッパでは、第2波が猛威を振るっており、先週の1日のヨーロッパ全体の感染者が15万人を超えています。スペイン、チェコやオランダでは、ロックダウンが再び開始され、フランス、イギリス、イタリア、ベルギーなどでは、夜間の外出禁止や飲食店の営業禁止などの厳しい規制が再び始まっています。
アジアでも、インド、バングラデシュ、ネパールなどの南アジアで感染が深刻ですが、現地報道によると、新型コロナウイルス感染症の回復率が南アジア8か国でネパールが最も低いと言われ、ネパールの医療体制の脆弱性が指摘されています。
ネパールでは、3月より再々ロックダウンを延長してきましたが、現在でも1日に1000人以上の感染が確認されており、累計感染者は、144,872人、死者791人(10/22 Johns hopkins大学集計)となっています。政府は、10月初旬のネパール最大の祭り、ダサインで多くの人たちが帰郷することから9月中旬から国内の航空便やバスの運行を再開させました。大規模な人の移動による感染の再拡大が懸念されています。
そんな中、横浜の宇田川規夫さん(国際救急法研究所所長)から布マスクをネパールに送りたいとのお申し出をいただき、約800枚の布マスク(含アベノマスク)を集めて、ネパールに送っていただきました。途中航空便輸送が停止していましたが、先週現地に無事届きました! CODEが2015年のネパール地震直後に現地調査に協力していただいたムクンダ・シャルマさんを通じて感染者が圧倒的に多いカトマンズの方々に布マスクが配布されました。
宇田川さん、マスクを提供していただいた皆さま、ありがとうございました。(吉椿)