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No.33 「フィリピン・バンタヤン島のいま」

フィリピンのカウンターパート、NGOのジョジョさんより、CODEが支援活動をしているバンタヤン島の現状が伝えられました。サンタフェ町ポオック地区では、あるリゾートのオーナーが新型コロナウイルス感染症により亡くなったとのことです。オーナーは医師でもありました。そのリゾートは、CODEのカウンターパートである住民アソシエーションのリーダー、ティソイさんやボニーさんの自宅のすぐそばにあります。また、そのエリアは他にもリゾートが多数立地しています。現在一帯は封鎖され、人の出入りができなくなっているとのことです。

サンタフェ町の産業は観光に支えられています。コロナの影響でロックダウン状態だった町では、7月にようやく観光が再開しましたが、未だ観光客は皆無だそうです。アソシエーションの女性たちによる石鹸作りのプロジェクトも、人が集まれないこと、販売ターゲットの一つである観光客がいないことから、休止状態にあります。

さらに、居住地区内でコロナによる死者が出たことで、ティソイさんやボニーさんら家族も不安や緊張を抱えていることでしょう。地区内のリゾートも、しばらく営業停止せざるを得ません。アソシエーションのみなさんは、この厳しい状況を乗り切るための方策を模索しています。(立部)