新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は世界185の国と地域に拡大し、231万人以上が感染し、約16万人が亡くなっています。(4/19 Johns Hpokins 大学集計) CODEは、2月3日より中国のNGOと共に武漢の支援を開始しました。
この2か月の支援の中で武漢から沢山の学びを得ました。武漢は、4月8日にロックダウンが解除されましたが、2か月半のロックダウンで厳しい状況に追い込まれた高齢者や障がい者、妊婦、感染者などを支えたのは、数万人に上るボランティアでした。外出を制限された中で、買い物ポートを担ったのは、普通の市民たちでした。集団購入という形でコミュニティの代表者が注文を取り、まとめて購入しました。それを各戸の配布するのは住民たちボランティアでした。交通機関がすべてストップし、外出困難になった独居の高齢者や自宅隔離された人たちの買い物を支えたのは、武漢市民のボランティアたちでした。そしてそれをバックアップしたのは外部のオンラインボランティア、NGOたちでした。
この事例を知った東京のGさんは、自分でも何かできないかと身近なところから動き始めました。自宅のマンション管理組合の人たちと協議をし、マンション内の高齢者の買い物サービスや安否確認のボランティアを始めようとしています。これは、武漢のボランティアにヒントを得たものです。
Stay Homeは感染も拡大させないために当然必要なことですが、それは「何もしない、何もできない」ことではないと思います。一人ひとりにできることは沢山あり、厳しい状況の人たちが身近にいることも忘れてはいけないことを武漢が教えてくれました。
武漢のボランティアやNGOは2008年の四川地震で、Gさんも昨年の台風15.19号で、そして僕たちも1995年の阪神淡路大震災の被災地支援で学んだことです。今、災害支援の経験を活かす時です。武漢の動きをヒントにGさんのような身近なボランティアが広がることを期待しています。(吉椿)
*世界に感染が拡大し世界的に厳しい状況になっていることからこのニュースの名前を変更しています。
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