中国新型肺炎救援ニュース No.3

「移動禁止による影響」
 中国湖北省武漢市で発生した新型肺炎による被害が、7日時点で死者636人、感染者31,161人に増えています。また、現段階でも重傷者が約3000人いると言われています。感染者の多くは湖北省ですが、広東省や浙江省では、それぞれ感染者が1000人を超えています。
 中国国内では、感染拡大を防ぐために、人の移動を制限しています。すでに黒竜江省、江蘇省、南京市、江西省、河北省などの街でも移動規制が厳しくなっています。 
 2008年に大地震の起きた四川省でも300人以上が感染していると伝えられています。四川大地震以来、CODEが支援している四川省光明村の住民Xさん(40代女性)も、「春節で村に帰ってきてたけど、自宅待機の通達が来て、出稼ぎ先の浙江省に戻れないわ。」、「このあたりでも、マスクはとっくに売り切れて、外出できなくなってるわ。」、「光明村は大丈夫だけど、外部の人が入れないように規制している村もあるわ。」と、光明村のある北川県でも感染者が出ている状況を語ってくれました。 
 収入を得るすべのない農村では、多くの人が出稼ぎに出ています。出稼ぎに出られないという事は収入がないという事です。肺炎の流行は、様々な場面で人たちの暮らしに影響を及ぼしています。(吉椿)

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人がいなくなった武漢の街

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