中国新型肺炎救援ニュース No.2

「本当に必要なところに必要な支援を!」

新型肺炎による中国での被害は、死者490人、感染者23000人、中国大陸以外では、死者2名(フィリピン、香港)、感染者210人(日本など27か国)と拡大するばかりです。 四川のカウンターパートのNGO備災センター(新安世紀教育科技研究院)の張国遠さんによると、「とにかく医療機関での物資が不足している。マスク、防護服、医療用ゴーグル、消毒液、人工呼吸器など。」と言っています。
 報道にもあるように中国各地で感染が広がっていることから、マスクが圧倒的に不足しています。武漢の病院には政府などによってマスクなどの大量の救援物資が届けられていますが、中には医療マスクの基準に合わずに使えないものや粗悪品もあるようです。また高額での転売も起きています。
 日本各地でも、マスクが手に入らなくなっています。日本のマスクの8割は中国の工場で生産しており、現在、海外への輸出用を国内の感染対応に回していること、そして1/26~31までの春節(旧正月)休みで工場の生産体制が後手に回っていることが要因だと思われます。神戸のマスク販売会社も「現在、倉庫には一つも残っていません。中国の工場では生産していますが、いつ供給できるかわからない。順番待ちの状態です。」と語っていました。
 張さんたちNGOは、「武漢市や黄岡市の病院に直接、陸路でマスクなどの救援物資を届けるつもりだ。」と言っています。一番厳しい状況である武漢の病院で感染した人たち、そして感染者の治療にあたっている最前線の医療従事者たちにマスクなどの本当に必要な物資が不足している事態になっています。
 日本も含め各地での感染拡大によって不安が広がっています。その不安がマスクの大量購入や買い占め、転売などの行為につながっているのでしょうが、本当に必要な人に必要な物が届くことを一人ひとりが考えていかなくてはならないと思います。今こそ分かち合いの精神を。(吉椿)
現地の写真:https://www.facebook.com/NGO.CODE/posts/2631734243605843
神戸新聞の掲載:
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202002/0013089579.shtml
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