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2014/10/29スリランカ・バッドゥラ地滑り速報2

2004年のスマトラ沖地震・インド洋津波が起こったときに、CODEがスリランカのヒッカドゥワにて幼稚園再建支援と漁業支援を行い、その際にお世話になったTilakさんから地滑りの現地のレポートが届いています。

「今回スリランカのバッドゥラ(ウバ州 州都)で起こった地滑りに関して、心配をしてくださった方に感謝したいと思います。私が住んでいる、ヒッカドゥワはスリランカの南の海岸沿い(南部州ゴール県)にありますが、スリランカ国内で流れている情報をお届けしたいと思います。

300人以上がこのコスランダ(Koslanda: ウバ州) とハルハルデュムラ(Haldummul: ウバ州バッドゥラ内の地域)の内陸地域で起こった地滑りで、行方がわからなくなっていると報道は伝えています。昨日の激しい雨と悪天候のせいで、現地に入るのは非常に困難な状態です。救助活動が行われていることを祈るばかりです。メディアは、地滑り現場ではすでに6人の亡骸が見つかったと伝えています。本日私たちは、ヒッカドゥワの地域を管轄している者に、地滑りに見舞われた地域の被害状況を問い合わせたのですが、彼らもまた悪天候のせいで情報を詳しく把握できていない状況でした。しかし、コスランダとハルデュムラに隣接している地域も地滑りを起こす可能性が大いにあるため、安易に救助に行くことはできないのではと皆で話しています。引き続き情報を集めたいと思います。」

2014/10/29スリランカ・バッドゥラ地滑り 速報1

昨日10月29日、スリランカ南部バドゥッラで大規模な地滑りが発生しました。土砂は付近の集落に流れ込み、100棟以上の住宅が土砂に巻き込まれました。AFP通信によると、これまでに16名の死亡が確認されており、さらに約100人が生き埋めになっているようです。軍などはおよそ500人体制で不明者の捜索を行っていましたが、現在も断続的に雨が降り二次災害の危険もあるとして、捜索は中断されています。

スリランカでは10月は雨期にあたり、今月初めから連日のように雨が降っていました。また26日からは雨が強くなり地盤がゆるんでいたようです。
バドゥッラは茶葉の産地としても有名で、今回の地滑りの被災地も茶農園地域でした。雨はおいしい茶葉を育てるために必要であり、雨が多い同地域は茶栽培が盛んに行われておりました。しかし丘陵地であるため、これまでにもたびたび土砂災害が発生し、政府は住民に移住を求めていました。

CODEは引き続き情報収集を行っていきます。

2014年10月7日発生 中国雲南地震ニュース

「雲南地震 被害が少なかったのは?」

7日午後21時50分、中国雲南省南部のプーアール市景谷県タイ族イ族自治県でM6.6の地震が発生した。現在のところ、死者1名、負傷者324名、倒壊家屋2000棟以上の被害が報告されている。雲南省では8月にも北部の昭通市魯甸県でM6.5の地震(魯甸地震)が起き、617名が亡くなり、地震の大きさ、震源の浅さ(12km)、人口密度、家屋の耐震性の弱さなどが専門家によって指摘されているが、今回の地震は前回の地震と同規模だったにもかかわらず、人的被害が少なかった。

これについて雲南省地震局の局長は、今回の地震の被害の少なかった原因をいくつか指摘している。現地の釘を一本も使わない伝統家屋が地震に強かったことや人口密度が低かったこと、被災地の植生が豊かだった事が地滑りなどのリスクを軽減したと語っている。

確かに魯甸地震の被災地では、人口密度がこの地震の6倍で、土レンガを積み上げただけの家屋も非常に多かった。

以前、雲南省に3年ほど暮らしていた際に、雲南省南部のタイ族やハニ族(タイではアカ族)の多くの人たちが、高床式の木造家屋に暮らしている姿を沢山見てきた。タイ族やハニ族の住居は竹楼(バンブーハウス)とも呼ばれ、壁や柱に竹が使われ、蔓などで接合部を固定し、釘や金具は一本も使っていな伝統構法で、屋根は薄い瓦で葺いているシンプルな構造である。気候が年中暑い事から高床式の二階が住居スペースやテラスで涼を取れるようになっており、害虫などからも身を守る。また、一階部は家畜小屋を設け、二階のトイレからそのまま糞尿が家畜の餌として落ちてくる効率的なシステムに驚いた事を思い出す。

雲南省では、このような伝統的な暮らしが、地震から身を守った。だが、現在、著しい成長を遂げる中国では、その余波は雲南省の少数民族エリアにも及んできており、一見、高床式の伝統家屋のように見えるが粗末なコンクリートやレンガを使ったエセ伝統家屋も増えてきている。

災害を機に、今の暮らしを見つめ直す。これは成熟社会と言われる日本も、中国の少数民族の貧困エリアでも同じことである。(吉椿雅道)

タイ族の高床式住居(2005年吉椿撮影)

タイ族の高床式住居(2005年吉椿撮影)