アフガニスタン復興:「人々は前進するために、幾度でも忍耐し努力する」

カブール、アフガニスタン-アフガニスタンの人々は、憲法草案の議論によって、今までわずかながらしか経験できなかった安定と希望をある程度で確保するだろうと慎重にも希望をもっている。アフガニスタンへの1週間の視察から戻ったばかりのチャーチ・ワールド・サービス(CWS)職員が言う。
「誰もがこれを前進する方法と見るだけでなく、「これがどのように私たちの役に立つの?」と。」と事態を静視しながら結果を待つ姿勢でいる。」と、11月1~11日の訪問から帰ったCWS国際緊急援助準局長であるDonna J. Derrが言った。
「多くの民家は過去の経験から、法律はしばしばどうでもいいもので、過去の問題を裁くために使われてこなかったことを知っている。」と、Derrは、現在討議され、来月のアフガニスタンの国民大会議、ロヤジルガで採択される憲法をめぐる問題について述べた。
ひとつには憲法は大統領を長とする、民主的に選ばれた政府を要求する。もし承認されれば、憲法によって2004年に総選挙が行われる可能性もある。
少なくとも首都カブールでは、日常生活が過去の活発さを取り戻しつつある中でこれらの変化は起きている。「アフガニスタンで、本質的な変化が起こっている。」と、前回1月にアフガニスタンを訪れたDerrが言った。
わずか3年前にアフガニスタンはひどい干ばつを経験していたことを指摘して、アフガニスタン人は「常に前向きだ」と彼女は言う。そして食糧品などの市場が活性化しているのは変化の一つの兆候である。
「私はいつも、アフガニスタン人の底力の強さに感動させられる。」と彼女は言った。「彼らは何度も不遇に耐え前進しようと奮闘している。」
未だに、国は継続的な治安の事件も含め、多くの問題に直面している。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が、東部と南部から30人の国際スタッフを撤退させることを発表し、フランス人職員がタリバン勢力によって日曜日(11月16日)殺害されたこれらの問題は今週注目された。
-ショマリでの住宅の再建、Hazarajat地方での教育の援助、カブールでの女性の雇用創出などのCWSのアフガニスタン復興プロジェクト-は、治安の悪さに直接影響されてこなかった。
実際、それぞれのプロジェクト分野は、拡大している。おそらく最大の変化は、過去2年間で15万4千以上のキルトを作った2千人近い女性に一時的な仕事を与えた、雇用創出のプロジェクトである。このプログラムの新しい取り組みは、女性たちがそれぞれの小さな商売を所有、経営することができるように、高度な識字能力、マーケティング、法的な権利の訓練である。
カブールの南にあるLogar州に住むNaziaは、CWSのプログラムで支援を受けた1人である。カブールでのCWSが支援している女性の雇用創出プロジェクトにかつて参加したNaziaは今、Logar地方のMoghul女性シュラ(合議体)のメンバーである。
Naziaは自分の年齢が定かではない。25歳くらいだと思っている。4人の子供を持った未亡人であるNaziaは、タリバンの時代に夫を殺されたあと彼女の家族とともに避難したパキスタンの難民キャンプで数年間暮らしていた。
彼女と子供たちは自分たちの新たな生活を始めることを望んで、故郷に戻ることを決めた。しかし彼らには戻る家がない。彼らの前の家は破壊されていた。だから彼女と子供たちは、最近Logar地方に戻るまで、カブールで過ごしていた。
現在親戚と一緒に暮らしながら、Naziaは家族のために必要な基本的な食料を得る助けとなるわずかな収入を得る方法として、カブールのプログラムに参加した。彼女とシュラのほかのメンバーたちは、仕立てる訓練や裁縫道具を提供され、地元で縫い物や仕立ての注文ができるようになった。
彼女と彼女の家族が耐え忍んできた困難な時代にも関わらず、Naziaが希望を持ち、将来の彼女の大望-子供たちに教育を、自分たちの家を、彼女自身の小さな商売を持つという希望-はかすむことがない。
彼女は言う。「エンシャラ」と。