ハビタット・フォー・ヒューマニティと米州開発銀行、ハイチの住宅再建を支援

情報源:米州開発銀行(IDB)
日付:2010/4/22
被災者の訓練のため、プロジェクトには「実践教育」方式が採用されている。
アメリカのNGO、ハビタット・フォー・ヒューマニティ・インターナショナルと米州開発銀行(Inter-American Development Bank)の多数国間投資基金(Multilateral Investment Fund)によるプロジェクトは、Cabaret市で被災した500家族が住居を再建・修繕するのを支援する。
ポルトープランスから30km北のCabaret市では、地震で3000余りの家族が家を失った。9000余りの家族が、損壊した家の修理を必要としている。
520万ドルのプロジェクトで、ハビタット・フォー・ヒューマニティは「実践教育(やって学ぶ)」方式で、建設の技術や建材の作り方、小規模事業の立ち上げ方、リスク管理や環境保護について、参加者を訓練する。
プロジェクトは、女性を世帯主とする貧しい家族や、地震で生計手段を失った人、ポルトープランスから立ち退かされ、Cabaretへの移住を希望した人を優先する。
地元と海外の専門家から成るハビタット・フォー・ヒューマニティのチームは、このプロジェクトやその他のハイチでのプロジェクトを通して、居住問題の解決法だけでなく、地震で壊れた社会的・経済的な骨組みの再建も支援する。
ハビタット・フォー・ヒューマニティとのプロジェクトに300万ドルを拠出するMIFは、ラテンアメリカのNGO、Un Techo Para Mi Paísによる別の住宅構想も支援しており、Grand GoaveとLeoganeという南の都市に仮設住宅を建設する。
IDBが管理する自立的な基金としてMIFは、零細企業や小規模ビジネスに重きを置きながら、ラテンアメリカとカリブ地域の民間セクターの発展を促している。
原文URL:reliefweb.int