地震状況レポート#3
情報源:UNOCHA
日付:2010/03/01
―最新の数値では少なくとも799人が死亡し、200万人が被災した。
―人道的活動を援助し、治安を確保するために、軍隊が追加派兵された。
チリ政府の緊急担当部署(ONEMI)によると、死者数は799人に上り、19人が未だ行方不明である。200万人が深刻な被害を受けた。推定150万棟の家が損害を受けた。略奪が起こる最中、10000人の軍隊が被災地、特にMauleとBiobioに展開した。
当局が被災状況の包括的概観を現在見極めているところだが、緊急の優先事項は未だ、捜索・救助活動、医療サービス、避難所、食糧と水、交通と通信と基本的サービスの復興である。
OCHAは10万USDの緊急現金支援を行い、人命救助活動が支援される予定。
・チリ政府は被災地で8箇所の野営病院を建てた。他に4箇所が展開される予定。
・ブラジルは野営病院を設立予定。ペルーも同様に手術室と入院施設のある野営病院を設立予定。
・キューバも26人の医療チームを送り、1箇所の野営病院を供給予定。
・アルゼンチンも3箇所の野営病院を支援。
・国際赤十字・赤新月社はチリ赤十字の救援活動を支援する640万USDの援助要請を発した。75000人が今後、野営病院、水と衛生、緊急避難所などの支援を受ける予定。
・チリ政府は40の仮設避難所を設立した。
・ロシアは毛布や発電機を含む28MTの救援物資を送った。
・オーストラリアは発電機を送る予定
・日本は浄水システム、テントと発電機、医療チームを送る予定。
・スペインは7.5MTの緊急救援物資と75人のチームを派遣予定。キリスト教団体Samaritan’s PurseはConcepcionで救援物資の配布を始めた。また地方の教会に地域食糧配布センターを組織。
・英国赤十字は初動対応として5万ポンドを送った。
・World Visionは防水シート、毛布や水その他の支援を集めている。
・Oxfamは被災地にチームを送り、ボリビアにある倉庫から救援物資の在庫を送る予定。
・シンガポール政府は5万USDを救援物資の購入に寄付する予定。その寄付はIFRCに送られる。
<寄付>
オーストラリア:450万ドル
日本:300万ドル
カナダ:緊急人道支援に200万ドル
中国:100万ドル
ニュージーランド:50万ドル