セーブザチルドレンが地震で家を失った被災者の援助を始める

セーブザチルドレンが地震で家を失った被災者の援助を始める
情報源:Save the Children Alliance
2009/4/9
セーブザチルドレンのメンバーはすでに地震の被害にあったイタリアの中心地で活動している。
セーブザチルドレンは、地元当局と共に震源に近い山間都市のL’Aquilaで活動している。L’Aquilaの東部にあるBazzanoキャンプ地で子ども達のためのアクティビティを行ったり子どもがともに遊ぶことができる広場の設置におもきをおいている。このプログラムは、子ども達がともに遊び、彼らの経験を共有できる場を提供している。
教育省によると、L’Aquila地域には412の学校があったが、その多くが地震による影響で閉鎖されている。この地域には、50,000人の子ども達が住んでいるが、そのうちの5,000人は0歳から3歳の子どもたちである。
家を失った家族は、子どものおむつなど必需品を揃えるのに困窮している状態である。
セーブザチルドレンは、地元組織などとこのキャンプ地で活動を行っており、こども達や家族の人々と話しをして彼らの必要としているものは何かを調査している。子ども達には、すぐにでも学校へ復帰できるようにと遊技場などを提供しているのである。
70,000人の人々が家を失ったり地震によって精神的ショックを受けており、子どもたちも傷つきやすくなっている。彼らは親しんだ家を離れ、地面や車、シェルターで寝ている状況である。
セーブザチルドレンは、今までの経験から乳児や幼児にとってシェルターやキャンプでの生活はとても厳しいものであり、親たちは普段の生活に手一杯となり、幼い子どもたちが必要としているものにまで配慮できなくなってしまう傾向があるとしているので、セーブザチルドレンとしても、これらのことにも配慮していく予定のようだ。