インドで2100万人が洪水の被害を受ける
情報源:DPA
2008.09.21
少なくとも2180万人が、インドの16都市を通った台風による洪水で影響を受けており、合計2.229人が雨からの被害で亡くなった。その中の多くが、溺れたり、地滑りに巻き込まれたり、家の崩壊、水中伝染にかかったりして亡くなっている。
非公式の予想であるが、死者はもっと多いのではないかと言われている。
北にある小高い地域のHimachal Pradeshでは、48時間も降り続いた雨で地滑りがおこり、35人の死者が出たと報告されている。
Uttar Pradeshの北でも似たような雨が風とともに木曜から続き、家を崩壊させたり、木をなぎ倒し、少なくとも77人の死者が出た。
道路や鉄道、航空は動かず、風によって電柱が駄目になり、真っ暗のままの地域もある。
Mahanadi川は30カ所以上の土手を崩壊させ190万人が被害を受けており、軍隊はヘリコプターで救援・救済活動を行っている。
Orissaの大臣は、政府に国際災害の声明を発表し、速急な基金を用意するように求めた。
Gujarat やMaharashtraの西部のなかには、いまだに浸水しているところがあり、主要な道路が切断され、物資の供給や救済ルートを遮断している。
Biharの東部は一番被害が大きかったところであり、台風の雨の矢面に立っている。
インドの台風の時期は6月から始まり、普通は9月中旬までには次第に弱くなるが、今年は雨が北部、東部、西部の何カ所かで続いている。
インドの気象庁は、北部の豪雨は次の24時間続くと予想してるが、北西、東部では弱くなっていくだろうと言われている。