日本の衣料品チェーン・ユニクロがネパールの難民の顔に笑顔をもたらす

Beldangi One難民キャンプ、ネパール 3月1日(UNHCR)-
日本で人気のあるカジュアル衣料品チェーンのユニクロが東ネパールのこのキャンプの難民に
古着5万 枚を配布した。これらのリサイクル衣類は日本中にある700 以上のユニクロ販売店の
顧客によって集められたものだ。
「今回の寄付は本当に時期を得たものとなりました。難民、特に最も弱い立場にいる女性や子供の
生活にとって大きな助けとなるでしょう。」と、UNHCRのネパール代表・アブラハム アブラハム氏は
述べた。
難民事務所は先週末 Beldangi One で衣類の配布を手伝った。 Beldangi One はネパールにある
ブータンからの10万6,000人の難民を収容している7箇所のキャンプの1つである。
ユニクロの財務・法務担当副社長・新田幸弘氏を中心とした会社の代表者たちがUNHCRのスタッフと
ともに衣類の配布に当たった。著名な児童文学作家の森絵都さんも贈呈式に参加し、キャンプを
訪れた様子を本にする予定である。
「私たちはこの冬、子供たちの衣類が不足して大変困っています。子供たちやお年寄りは充分な
毛布や衣類が無いので夜間の寒さに苦しんでいるのです。」と、二人の娘と一緒に衣類を受け取る
ための列に並んでいたBhanu Maya Adhidari は言った。
別の難民はズボンをしっかりと握りしめながら、日本の皆さんに感謝していますと微笑んだ。 
「遠く離れた日本の人々が私たち難民を気づかってくれている、私たちは孤立しているわけじゃないと
知り、とてもうれしい。」と、彼は言った。
UNHCR は資金不足のためここ数年間難民に衣類を配布できなかったので、今回の寄付は特に
喜ばれた。「もし今回のタイムリーな寄付がなかったら、私たちはこの時期の大切な需要を満たすことはできなかった。そして私たちはユニクロと日本の皆さんに大変感謝しています。」と、UNHCRの
アブラハム氏は言いました。
先月、ユニクロの広報担当者が、「再利用可能な古着の回収はリサイクリングプログラムに拡大し
2001年以来ユニクロの顧客が店に持ち寄った古いフリースジャケットは34万 枚に達している」と
述べたと報道された。まだ再利用可能な衣類は難民に贈られ、残った物は断熱材や燃料として
再生されるだろう。
Yuki Moriya and Nini Gurung
In Beldabgi One Refugee Camp, Nepal
情報源:UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)
原文URL:reliefweb.int
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