アフガニスタン代表、紛争地帯の学校とユニセフプログラムを訪問

ニューヨーク、アメリカ、2007年1月6日―Catherine Mbengue氏は、ユニセフのアフガニスタン代表に
なって数週間しかたっていないが、特に女子と女性の教育に関して、ユニセフが何をしているのかを
視察するために、国を見学している。
国連は、近年、アフガニスタンで悪化している治安に関して発言した。「これは、絶対的に重大事項で
ある」とMbengue氏は賛成している。 「しかし、国でなされているすべての進歩にも目を向けましょう。」
Lagman地方でMbengue氏は、子供たちがテントで学んでいるFarmankheir小学校を訪れた。ユニセフ
とそのパートナーが常設の学校構造を建てているためだ。学校は頻繁にアフガニスタンで闘争中の
派閥によって攻撃されているので、これで著しく安全性が高まるだろう。
「誰も学校がなぜ標的にされているか、定かではない。」とMbengue氏は言う。「しかし、学校は進歩の
象徴であり、変化であり安定さである。だから、アフガニスタンを不安定な状態に維持したいこれらの
軍事力は、メッセージを送るためにこの方法を選んでいるかもしれない。」
女子の教育は重要
西部アフガニスタンのヘーラトで、Mbengue氏は、女性のための読み書き能力センターを訪れた。
「アフガニスタンじゅうに、このようなユニセフによって支援されているセンターがある」と彼女は言う。
「女性が互いに集まり、何かを学ぶことのできる場所がある。これはたいしたことがないように聞こえ
るかもしれないが、アフガニスタンのような国では命を救う。」
Mbengue氏は女子の教育―ひいては大人の女性の教育―は、どの社会の未来の進歩への重大な
構成要素となる、と、すばやく指摘している。
「もし、女性たちが教育されたとすれば、彼女らは、よりうまくまとまった世帯をもつことができ、自身の
手で子供たちをより健康に、より安全に、より教育を受けさせて育てることができるでしょう」と彼女は
言う。「そして、教育を受ければ、女性たちはもっと、彼女ら自身で小さいビジネスを始めたり、経済的
に貢献したり、一家の稼ぎ手になりうるのである。」
スタッフメンバーが攻撃され、負傷
教育プログラムへのMbengue氏の訪問は、ある程度、学校と教育者たちへ過去数年間にわたって
起こった攻撃―2006年だけで、120件を超えた―への対応である。
昨年5月に起こった1度の攻撃で、ロケットで駆使された手榴弾は、Badghis州のヘーラト市の外で、
ユニセフのプロジェクト職員である、カセム・ナザリを運んでいた乗り物を襲った。ナザリ氏は2001年
からユニセフで働いていた。攻撃で、他に車の中にいた運転手と医師の二名が殺された。そして、
ナザリ氏をひどく負傷させた。
「私は右足を失い、そして、左足に大けがを負った。」とナザリ氏は言う。「私は車の下を転げ回り、
救助を待った。そして、救助はおよそ3時間後に到着し、私をヘーラト病院へ連れて行った。」
ナザリ氏はとヘーラト、カブールで治療を受けた。そして最終的に、ドバイで、彼は左足を救われ、
リハビリを受けた。彼は、再び、自宅で未だ回復途中にあるが、仕事に戻ることを熱望している。
「アフガニスタンで私達は非常に厳しい状態で働いている。しかしユニセフでは、私達はどんな状況の
中でも、女性と子供たちと共に働くということを決意している。私達は、強くそれを望んでいる。」とナザリ
氏は主張する。「今、アフガニスタンのいくつかの場所の子供たちと女性たちは、世界で最も困窮した
渦中にいる。私は、彼らを助ける機関に属していることを非常に誇りに思っています。」
より多くの救援の必要性
教育は、世界的にユニセフの中で優先されるべき鍵となる。そして、アフガニスタンも例外ではない。
「特にこのような場所で、学校を継続させることと、コミュニティーを失望させないことが、今までに私
が行った、進歩を維持するための方法である。」とMbengue氏は言う。
ユニセフの代表は、アフガニスタンがいくつかのユニークな困難な挑戦に直面していると認めている。
この理由のために、彼女らは、教育と他の自発性を援助するための、追加的救援ドナーとパートナー
に訴え続けていた。
「私達は今年度のためにすでに計画したプロジェクトを進行させるために必要な資金の50%に達した」
と彼女は言う。「残りの50%が必要である。」
情報源:UNICEF
原文URL:reliefweb.int
*著作権は情報源に帰属します。