月別アーカイブ: 2004年5月

アフガニスタンの安定は国際的な支援次第-国連当局者

「数十年に渡る戦争を抜けだし、平和への道を妨害している民兵に取り組み、信頼できる選挙を9月に行うための国際的援助をアフガニスタンは必要としている。」今日国連の上級当局者は述べた。
「テロリズム、派閥主義、そして犯罪者ネットワークなどアフガニスタンの変わらぬ苦悩は、2年前と同じようにおきている。そして国家建設や真の政治的過程を覆す彼らの能力はほとんど減退はしていない。」と国連支援団(UNAMA)長官Jean Arnaultは安保障理事会に語った。
「アフガニスタンの平和の過程にとって、この危機的な時期における対テロリズム、選挙の安全、対麻薬、軍閥闘争の抑制などについて国際的な治安支援は成功と失敗の違いを生じる。」と彼は言った。
訓練や資金援助そして他の一般的な形での援助は重要ではあるが、アフガニスタンにとっては十分ではないとArnault氏は述べた。「国内の治安部隊を支援する広範囲にわたる強力な国際平和維持軍の駐留が必要不可欠である。」
治安の“地図”は地方において少しの変化があっても周知のパターンで実行されてきたが、より危険な地域では状況は悪化している。特に南部では事件とその犠牲者数は明らかに増加している。選挙課程に対する暴力的妨害の度合いはまだ判断しがたいが、登録作業が農村部に及ぶときには警戒がとられてきた。
アフガニスタンには確固とした選挙の伝統が欠けてはいるがおおかたの住民の動員がなされてきた。5月初めから約100万人の人々が登録し、登録された有権者の総数は270万人に達するだろう。最初の予想に反して、有権者登録が都市中心部以外に拡大していっても女性の参加は衰えることがなかった。「これには勢いがある。ここには期待がある。」とArnault氏は言った。
同時に、投票は公正なものと考えられなければならないと彼は警告した。「このプロセスが偏っているとか、ゆがんでいると受け止められたら、深く希望を失墜させることになるだろう。それは、アフガン人の中での違いが平和的な政治手段によって解決されるという希望である。」国際社会と同様にアフガンの指導者たちはこのプロセスの正当性を確保しなければならない、と彼は言った。
一般的な、そして特に選挙プロセスに対する安全は結局のところアフガンの責任である。しかしアフガン人が国際支援なしに責任を負うことはできない、とArnault氏は強調し、NATOの国々に対してアフガン国民と以前交わした約束を遵守することを要求した。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源:国連ニュースサービス
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世界食糧計画、6月から受給者への援助を削減

世界食糧計画(WFP)は食糧不足の危機に直面しているため、6月からアンゴラの受給者に対する食糧支援をカットする予定だ。国営アンゴラプレス(ANGOP)は今日、国連のプレスノートで知った。国連機関は、今の状態では少なくとも3ヶ月間は穀物の配給をしないと語った。
文書には4月と5月の間、世界食糧計画はあらゆる手段の中から、帰還者や再定住支援プログラムによって社会復帰した約130万人のアンゴラ人への食糧供給を半分に縮小すると発表している。
アンゴラでのこのプログラムへの援助要請に対して満足のいく対応がもらえなかったために、世界食糧計画は今、深刻な物資の不足に陥っている。この機関は2004年に約158万人を支援するために1億3600万ドルが必要なところ、約3600万ドルしかドナーから受け取っていない。
先週の水曜日、アンゴラ何部Benguela地方に公式に渡された日本政府による支援330万ドル分の4200トンの食糧では30日間、約36万4千人への食糧供給は不十分と考えられている。
しかしながら、最近、Technical Unit of Humanitarian Aid (UTCH)の所長Pedro Wallipi Calengaは国内の最も助けが必要な人々への支援を政府が継続していくことを保証することで状況を緩和させた。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源:アンゴラ政府
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