アフガニスタン:地震情報公報 No.01/2004

状況
4月6日午前1時55分(アフガニスタン現地時間)、パキスタン国境付近のアフガニスタン北東部のヒンドゥークシュ山脈でマグニチュード6.6を計測する強い地震が起こった。最初の調査報告書によると、Jurm地方(Nowa村)で3件とYangaan地方(Hazrat村)で2件の5件の家が壊れた、とされている。Associated Pressが報告した未確認の死亡者を除いては、死傷者は報告されていない。4月6日の朝に始められた被災地でのUNAMAとアフがニスタン赤新月社共同の調査は、進行中である。
震源は、カブール北部約275kmの州都ファイザバードの南、Badakhshan地方のJurm地域だった。その揺れは、カブールの町も揺らし、アフガニスタンやパキスタンのほかの中心地でも感じられた。入手した情報によれば、Jurm地域は約7万6千人の人口を持つおよそ175の村で構成されている。
赤十字社と赤新月社の活動
アフガニスタンの赤新月社のスタッフとボランティアは、被災地に駆けつけ、最初の調査を始めたUNAMAに加わった。最初の日のうちにアフガニスタン赤新月社のチームは、JurmとYangaanの2つの地域と5つの村(Nawa、Hazrat、Argo、Deshan、Teshqan)の調査を行った。一方連合の補助的な派遣団員は、必要な救援活動のために、UNAMAの地域事務所とマザールの国際赤十字連盟との調整も行っている。ファイザバードのアフガニスタン赤新月社(ARCS)の支部は、必要なときに、貯蔵されている災害準備の食料品外のストックを使うことを認められている。そのストックは、50家族分カバーすることができる。同じようなストックは、ファイザバードに最も近い支部があるクンドゥズやバグランのアフガニスタン赤新月社でも可能で、必要ならばその地域に送ることができる。実質的なストックは、マザールにある。
緊急保健移動チーム(EMU)は、マザールとバグランで待機しており、必要になれば出動する準備ができている。EMUsは、48時間以内に1,000家族の受け入れが可能である。
国家レベルでは、連合は国際赤十字連盟(ICRC)との調整を先導的な役割を担ったり、アフガニスタン赤新月社との協力を行ったり、緊密な開発モニターをしたり、マスコミや大使館に情報を提供している。
全ての国際連合組織は、行動規範を守ることを求めており、最も弱者である人々に援助を行う場合、災害救援における人道主義の憲章や最低基準(SPHEREプロジェクト)にのっとっている。援助、アフガニスタンや他の国における連合のプログラムや活動に関する情報に関しては、連合のホームページhttp://www.ifrc.orgにアクセスしてください。長期のプログラムに関しては、連合の年次報告を参照してください。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源:国際赤十字連盟
*著作権は情報源に帰属します。